このページは番組審議会の主な発言内容をまとめたものです。

開 催 日
平成12年5月8日(木)第442回
開催場所
RKK第4会議室
出席委員
野尻桂子副委員長ほか9人
審議番組
ラジオ 『桂木まやのハイ!ホー!お昼です』
テレビ 『記者達の水俣病』

■少年犯罪報道について
妹尾社長
バスジャックなど最近少年犯罪が目立ち、人の命を軽く考えているのではないか。
テレビの影響力は大きなものがある。皆さんの番組に対する考えを参考にしていきたい。

■ラジオ番組について
「桂木まやのハイ!ホー!お昼です」 放送:毎週月〜土 午後0時15分〜2時00分
リスナーからのリクエストを中心に送るミュージック番組。お昼どき楽しい一時をおくれるよう、思わず口づさむ懐かしい曲から
今ヒット中の曲まで聴取者からFAX、ハガキで受け付ける。

委員の発言

◎パーソナリティ桂木まやさんの声のトーンが良い。選曲もバラエティに飛んでいる

◎ミミ―号のリアルタイムの中継をとりまぜ臨場感を味わえる

◎『小沢昭一的こころ」のコーナーがこの番組で放送されるのには違和感がある。

◎軽快な感じがし印象が良かった。途中から聞いても番組の中に入れる感じがした。

◎音楽が途中でカットされる時があるが、聴取者のことを考えると全曲かけた方が良い

会社の発言

○よかよかアミーゴに変えてこの番組をはじめた。
 桂木まやさんはFM出身なのでFM調のしゃべりになってしまう。
 番組の聴取者の対象は30才以上の人をねらって、
 昼休みのひとときをで楽しんで、くつろいでもらうのがこの番組のねらい。
 交通情報など、リアルタイムで進んでいる情報にも適時入れていくように努力していく。

テレビ番組について 
『記者達の水俣病』
43年を終えた水俣病問題についてのマスコミ報道から見た検証番組。
発生から現在まで、新聞・テレビなどマスコミは水俣病とどうかかわり、どう報道してきたかを記者達の証言を中心に伝える。

委員の発言

◎全体的に水俣病とそれを伝えてきた報道が時間内にきっちりまとめられていた。当時の写真・映像など資料もうまく使ってあった。

◎構成はしっかりしているがマスコミ全体の反省を含め、番組の意図がぼやけていた。

◎マスコミの影響力の強さ、大きさを改めてこの番組で感じさせられた。

◎マスコミもひとつの組織であり、報道マンも報道の限界を感じ、会社をやめていく姿に今のマスコミのありかたを感じた。

◎朝は、毎日、NHKの記者は出てくるが地元の記者が出てこないのはなぜか。表面的な感じがする。地元の限界があるいのかを考えさせられた。

◎今だから言えるという各社の悩みを伝えた点は良かったと思う。

会社の発言

○20分テープ130本、65時間という膨大な取材を46分間にまとめるのに苦労した。
水俣病には複雑な問題があるがマスコミの視点から水俣病を考えてみたいと思った。
その中に、マスコミ各社の違いがあった。
水俣病については、今後も継続的に取り組んでいきたい。

<番組審議会事務局>

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