このページは番組審議会の主な発言内容をまとめたものです。

開 催 日
平成29年4月5日(水)第610回
開催場所
熊本放送 6階 第4会議室
出席委員
小野委員長他委員6名と秋岡社長他会社側9名が出席
議   題
ラジオ番組『とんでるワイド 大田黒浩一の今日も元気!御船町カルチャーセンター編』 


ラジオ番組について 

『 とんでるワイド 大田黒浩一の今日も元気!御船町カルチャーセンター編 』
放送: 2月9日(木) 前9時00分〜午前12時00分まで (※審議用は70分の要約版CD)
熊本地震から10ヶ月、今なお被害の影響が大きく残る御船町で、レギュラー番組である「大田黒浩一の今日も元気!」がスタジオを飛び出し、「復興マルシェ」や「お出かけ肥後にわか」と合わせた企画の一環として放送された回のもの。

委員の発言

◎声を聞くだけでも顔が見える感じになる地元タレントの軽快なトークが印象的な導入部だ。

◎番組の合間にあった『元気で行くばい熊本』は、それぞれがいい話だった。前向きに頑張っている方々の生の声が全体に入っていて、番組の中で生きていた。

◎時間とともに地震の被害やそこに住む人たちの大変さを風化させないように、こういう情報を発信し続けて欲しい。あれから1年という区切りの特集番組にこだわることなく、少しずつ進む復興の姿をこれからも伝え続けてほしい。

◎大田黒浩一さんの番組だからこその親しみやすさと楽しさがある。大田黒浩一さんなしではこの番組はあり得ないなというのを最後に一番感じた。

◎御船町のイベントの告知も兼ねながら、現場に行くことでスタジオとは違った臨場感がよく伝わった。情報の量が豊富で分かりやすい。聴き始めたら他にチューニングを変えづらいような楽しい番組。

◎臨時災害放送局の話が興味深かった。断水が徐々に解消していく様子などを伝えながら、自分も復興をじわじわと感じたという話は、御船のみならず県民に明るい元気をもたらす話だった。

◎大田黒さんの元気な声で朝の番組として聴取者も喜んで聴くのでは。2月9日の放送については、余り取り上げられない御船町が注目されて良かった。

◎災害FMをされた役場の職員の方の話し口が印象的で、的確にいろんな事に答えていた。災害FMの重要性も改めてこの番組を通じて感じた。

◎常連には楽しい番組だが、初めの人にとっては果たしてどうなのかなというところがある。リスナーの裾野を広げる工夫を。

◎ラジオショッピングのコーナーで、やや過剰な効果を謳うというか、そういう風に伝わりかねないところがあるので気をつけてほしい。

◎実際に来られた方、町民の方やお客さんの声も聞いてみたかった。現在の御船町の状況がもう少し分かったのでは。

◎途中からラジオをつけた時に、これは何だろうと思う人が多いのでは。ラジオを聴く人にとって更に聴きたいとか興味を覚えるかという点で、もう少し工夫したほうがいい。

◎車で聴く人であれば、音楽がもう少しあれば聴いてみようかという気が起きるのでは。

◎『頑張れ』とか『元気いっぱい』等の言葉が溢れていたが、実際に聴取者の耳をつかむ具体的な素材や事実が少し足りないように感じた。

◎「いさぎ」という言葉を聞き慣れない。日本語だろうか。

◎どちらかと言えば、毎日の日常の中にさりげなく大田黒さんの言葉が入る、そして時にぽんと耳をそばだてる番組。ずっと聴いている人はいない、井戸端会議的な番組。だから徹底的な熊本弁でいいんじゃないか。

会社の発言

 

○昨年の11月から被災地を4か所、こうした形で回っている。とんでるワイドを12時まで放送した後に、午後2時から同地域の体育館やホールなどを借りて肥後肥後にわかを観ていただき、現地の方々にちょっと日常を離れて肩の力を抜いてもらおうという企画。復興マルシェも同じ地域の方々に出店していただいて、特産品などを知っていただきながら、地域を盛り上げて元気を伝えられればという思い。

○リクエストをかけるコーナーは確かに少なく、通常では11時台の後半にコーナーを設けて紹介している。他はディレクターがその日のテーマに合わせた曲を1時間に1〜2曲かけている状況。

○御船町の方々の話を紹介したが、大変な中に人とのつながりが一番だったという趣旨の話が多く、やはりそういうところでつながっているのだと率直に思った。地震があって特に3日間の思い、報道が益城町等に集中したこともあり何か取り残されている感じがする。御船の中でも中心部と山間部とでは状況がかなり違い、山間部は更に取り残された感じで辛いという話もあった。中に前向きな部分をちょっと編集して紹介した。

○リスナーのターゲットについては特に絞っていないが、年齢的には40代から上か。若いパーソナリティも起用しているので、下の世代も取り込んでいきたい。「ながら族」、専業主婦というよりは何か仕事をしながらのリスナーが多く、農家の方々だったり、ドライバーも入っている。放送にあたっては難しい言葉を使わずに何かしながらでもすっと入っていけるような雰囲気を心がけている。

 

<番組審議会事務局>

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