このページは番組審議会の主な発言内容をまとめたものです。

開 催 日
平成29年9月6日(水)第614回
開催場所
熊本放送 会議室
出席委員
小野委員長他委員5名と秋岡社長他会社側8名が出席
議   題

テレビ番組 『新 窓をあけて九州 〜益城の空に気球を〜』



テレビ番組について 

『新 窓をあけて九州 〜益城の空に気球を〜』
放送:8月6日(日) 午前10時00分〜午前10時15分 放送
これは、熊本地震で自宅が全壊した男性が熱気球の搭乗体験をを通じて住民に希望を与え、上空から復旧が進む地元を見守る活動を紹介したドキュメンタリー番組である。

委員の発言

◎皆が自分のことで精一杯の中で、自ら被災しながらも人の役に立ちたいという三村さんのような人がいるということに、大変心強く感じた。

◎熊本地震を風化させないためにも、こういう取り組みというのは非常に意義のあるものだと思った。

◎気球に乗った人の笑顔と、自分達の住んでいる所が少しずつ復興していく姿を見るということで、将来の希望にも繋がっているのでは。

◎今後ともこういう形で折に触れて、熊本地震を風化させない番組作りを進めて頂きたい。

◎益城町民の心の復興を取り戻すために気球に願いを乗せた、三村さんをはじめ皆さんの奮闘ぶりがよく分かる番組だった。

◎日々の生活に精一杯で地震のことがだんだん薄れてくる頃にこういう番組を作って頂いたのは、非常に良かった。

◎他の取り組みもちょっとぐらい紹介して頂くと、また番組の幅が広がるという感じがした。

◎番組の最後の方にでも、寄付金募金案内のテロップが出せると、集まる可能性もあったのではないかと思った。

◎暮らしている方の心の復興というのはなかなか見えない、そういうのをこれからも番組の中で是非ともとらえて頂きたい。

◎被災直後から阿蘇地域は観光が大打撃で、このアウトドアを手がける方も実は非常に有り難かったのだと。そういったことも少し触れられても良かったのではないか。

◎RKKが地元の報道機関として地域に向き合って定点観測的な継続的な取材をされているというものが今回も表れた。

◎インタビューに応える時の三村さんの表情などが、自然なやり取りで、気持ちが引き出されていた。

◎夜の熱気球は初めて見た。暗闇に浮かび上がる熱気球の映像は非常に素晴らしく見ごたえのある映像だった。

◎RKKも継続的に取材を続けて頂いて、益城町の上空から、家の明かりが見える日が来るまで取り組みを後押しして欲しい。

◎皆さんに愛されるようなテーマソング・主題歌の検討もして頂きたい。

◎下を向いているみんなの気持ちから、ちょっと上を見るという意識も持てるということでは、心の栄養剤としての価値があった。

◎色んな形で身近な方たちを拾い上げられたことで、とても放送局に対しての親近感を持ついい番組だった。

◎家が壊れて廃材の向こう側に少し明るくなって気球があるという映像に少し涙が出るくらい感動した。

◎三村君が『上から見たら悲しくなりますよ』と言ったが、あれは乗ったおばあちゃん達に喋ってもらったらよかった。本当に悲しくなったのかどうなったのか、乗った大人の声が抜けていた。

◎(気球に)乗って胸がドキドキして、下見たらがっかりして、上見たらものすごく良かったと、そういうものがドローンとまったく違うもの。そこをもう少し強調して欲しかった。

会社の発言

 

○男性の活動について良い意見を頂き、またその活動自体を知っていただけた点でとてもありがたい。

○昨年6月からほぼ1年、このタイミングで番組として紹介したいとの思いで取材を続けてきた。

○気球は、気流の関係で早朝か夕方〜夜しか飛ばせず、その日の朝は強風で夜に飛ばすことになった。東無田周辺に明かりがなかったことから、夜飛ばしたことにも意味があったと感じた。

○益城町としてドローンを飛ばしており、町民も見ているが、気球から見ることにも意味があると感じた。お金もかかるが、楽しみ提供するという点での意味も大きい。

○今後は、北部九州の被災地で飛ばすことなども検討しているとのことで、継続して追いかけていきたい。


<番組審議会事務局>

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