このページは番組審議会の主な発言内容をまとめたものです。

開 催 日
平成30年3月7日(水)第619回
開催場所
熊本放送 会議室
出席委員
小野委員長他委員6名と秋岡社長他会社側7名が出席
議   題
テレビ番組『新 窓をあけて九州 〜地域と畑は自分たちで守る〜』 


テレビ番組について 

『 新 窓をあけて九州 〜地域と畑は自分たちで守る〜 』
放送: 毎週日曜日 午前10時00分〜午前10時15 (審議対象放送日:128日)
イノシシを介したコミュニケーションの活性化「イノコミ」を積極的に推し進めている、宇城市三角地区の若手農業者の姿を紹介した番組。

委員の発言


◎イノシシ捕獲のために、通信機能付きセンサーカメラが付いた箱罠など近代的な捕獲装置を使うことが、興味深かった。

◎捕獲したイノシシをジビエ料理や肥料、ペットフードにしていくという仕組みも紹介されていて分かりやすかった。

◎農村地区で増え続けるイノシシの負の部分を解決する中で、コミュニケーションのネットワークを作っている青年達の活動はとてもプラスのイメージがあり、拍手するような思いがした。

◎『イノコミ』の様子を話す青年達の笑顔が印象的で、問題を解決することを通して次のリーダーが育っていく場にもしたいという発言も印象深かった。

◎くまもと農家ハンターの組織の説明や、どのような人が居るのかなどの説明が欲しかった。

◎センサー付き箱罠が設置された数や費用などの説明もあれば分かりやすかった。

◎番組の冒頭で個別の活動から入った部分は、非常に面白い導入部だと思った。

◎そのままにしておくと何も変わらない。自分がやってモデルになればと思って家業を継いだと言っていた部分に、非常に心をうたれた。

◎『地域で災害があれば消防団が出る、イノシシ被害があれば農家ハンターが出るようなイメージ』という言葉は、非常に分かりやすい説明だった。

◎多くの人が農家ハンターに加わっていることに、大変心強く思った。

◎大変だと暗くなりがちだが、やっている人が楽しみながら行動するいうのが継続する秘訣なのだと思った。

◎この取り組みが県内各地、九州、全国に広がって行けばいいと感じた。

◎今後とも継続して取材をして、再び情報を発信してもらいたい。

◎15分番組と短いが色々な問題も詰まっていて、今後の明るい未来・希望も感じられた濃い内容であった。

◎自分の身の回りに起こっていることなので、小学生や中学生にも学校の教材として見てもらえたら良いのではないか。

◎手を打たなければ今後集落に人が住めなくなるのではないかという危機感も持ちながら、番組を見た。

◎他の地域の若い人たちと交流することで、次世代を担う地域のリーダーが自然と出てくるというのが非常に印象的だった。

◎捕獲した後の処理問題も含めて、これをやっていくのは大変な部分がある。処理の問題にまで触れて、皆で共有することも良かったのではないか。

◎アナウンサーのナレーションがテンポの良く、聞き取りやすかった。

◎テロップが理解を助けて効果的だった。

◎番組の流れがスムーズだった。

◎取材対象が農家のみならず、地元の方にも及んでおり、番組に広がりを持たせた点が良かった。

◎イノシシ被害の実情を紹介するデータがあれば良かった。

◎電気柵を作る会社の場面は、余り必要性が感じられなかった。

◎イノシシ対策でコミュニケーションを拡大するという『イノコミ』というフレーズは、ものすごく面白いと思った。

◎題だけを見てもイノシシの話であることが分からないので、題に、より工夫が必要だった。

◎イノシシと人との知恵比べを基本に、環境、農業の後継者など色々な問題を捉えた番組であった。

会社の発言

○箱罠を設置する資金はクラウドファンディングで募っている。出資された方には、農家ハンターが作った農作物を返礼品として渡している。

○彼らは、若者がいない中でコミュニティを存続させるために、次の世代が役割を背負って行けば、地域での存在感を増やして行けるのだということでやっていることを最後のシーンで描きたかった。

○シーンを詰めすぎて、もう少し詳しく表現すべき部分で表現できなかったことが反省点。

○小型カメラでディレクター自ら撮影をしたので取材日数を多くかけることができたが、逆に、画に迫力が足らなかった。

<番組審議会事務局>

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