このページは番組審議会の主な発言内容をまとめたものです。

開 催 日
令和4年7月6日(水) 第663回
開催場所
熊本放送 会議室
出席委員
竹屋委員長他 委員6名と上野社長他会社側7名が出席
議   題
テレビ番組「頻発する豪雨 私たちはどう備える 〜九州北部豪雨から10年〜」


テレビ番組について 

テレビ番組「頻発する豪雨 私たちはどう備える 〜九州北部豪雨から10年〜」
放送:6月11日(土)16:00〜16:54
2012年7月の九州北部豪雨から10年を迎え、阿蘇市や熊本市の被災地の今や線状降水帯予測の最前線など、防災について多角的に取りあげた番組。

委員の発言

◎1時間番組の中で10年前の振り返りや新しい災害への備えや技術を紹介するとともに、構成の中に、自助、共助、公助がバランスよく組み込まれている感じを受けた

◎新しい技術としては、線状降水帯の予測技術がこんなにも進んでいることに驚いた

◎合志市で行われた市民参加の災害訓練は、とても興味深かった。実際に市民が参加することで、普段気づかない危険な場所など市民目線でのリアルな情報が上がり、新たな課題や反省点も見えて、いざという時に備えられる良い取り組みだと思った

◎家族で災害時の対応や防災の意識を高めるよい機会になり、また、新しい情報を知る機会にもなった

◎障害のある方やペットを連れている人はどのように避難したのだろうかという疑問を持った。今後は、こうした目線でも取り上げて欲しい

◎過去の甚大な被害を報道するだけでなく、現在の取組や未来の備えに関して、視聴者に情報を届けることで、避けられない自然災害に関して前向きに対応する姿勢を視聴者へアピールできた番組だった

◎人々の命に関わるような最近の頻発する豪雨被害に関しては、視聴者の安全な生活を守るという観点からも、定期的にこのような番組を作って頂きたい

◎どうやったら自分事として皆が考えてくれるのかというところは、もっとポイントを絞って、ケーススタディとか、そういう形になっても良かったのではないかと思う

◎阿蘇の白雲山荘が九州北部豪雨で被災し、さらに熊本地震でも被災して、とても再建が難しい中で、10年の歳月を経て見事に再建を果たされたということに、感動と元気をもらった

◎ちょうど梅雨に入ったと発表された日の番組で、10年の歩みとこれからの備えについて語るというのは、とてもタイミングが良かったと思った

◎これだけの内容で仕立ててある分、阿蘇プラザホテルからの中継は、それほど意味があるものとは思えなかった

◎スタジオの2人の出演者の間にあったモニターに、同じような画像がすっと流れていた。テーマごとにふさわしい画像に切り替わると良かったのではないか


会社の発言

○こういった番組を作る時に思うのが、私たちは知っている、けれども、それをどうすれば伝わるのか。それが毎回、悩む最大のポイント。今回は、当然、犠牲になられた方を悼む気持ちというのも大切だがそこに留まることなく、これまで10年間でどれだけ備えが進んだのか、技術が進んだのか、そして、これからどうしていかなければいけないのかということを少しでも伝えることができればという思いで制作した。

○気象情報も毎年新しくなっているが、悩ましいのがそれをただ伝えればいいのかと、情報だけが多くなって判断する材料が増えるのはいいが、判断する力がなければ、その情報すらいかないということもあるので、その辺りの足腰を、私たちもだが、視聴者の方たちに、どう持って頂くのかということが日々の課題だと思っている。

<番組審議会事務局>

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