大きな梅の実を収穫するためには、花が咲く前に剪定・整枝し、樹木の隅々までたっぷりと太陽の光が当たるようにしてあげなければいけません。
@剪定する枝は、樹木の内側に向かって伸びている枝(ないこう内向し枝)です。つぼみがついている内向枝も剪定します。 A主枝の先が何本も枝分かれしている場合は、養分を集中させるため、1本だけ残して他 の枝は切り落とします。 B主枝の先端がより広い空間に向かって成長するように、竹の棒などを添え木にして主枝を誘引します。みかんなどと同じように、主幹を中心に3本の主枝を3方向に配置する「開心自然形」になるよう樹木の形を整えます。 C剪定後の腐敗防止のため、栗山さんは木工用ボンドと墨汁を混ぜたものを枝の切断面に塗っていました。 Dこの後、花が落ちた頃と新芽の時期に消毒を行い、5月下旬から6月に収穫となります。
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