2011 第38節対サガン鳥栖

高木琢也監督は
最終戦にして、試合開始時からは初めてとなる
3‐4‐3(DF‐MF‐FW)のフォーメーションを採用しました。

狙いについて
「惰性で戦ってはならない。選手たちに危機感を持たせること。
 とにかく勝つための3‐4‐3」
と指揮官は語り、
24番筑城和人選手は
「楽しかった」
と話し、新鮮な気持ちでプレーできたことを感じさせました。

内容も充実していました。

7番片山奨典選手と15番市村篤司選手の両ウイングバックが
鳥栖のサイドハーフ
10番金民友選手と25番早坂良太選手を自由にさせず、
また、16番矢野大輔選手、24番筑城和人選手、28番菅沼駿哉選手の
センターバック陣も
J2得点王9番FW豊田陽平選手に粘り強く対応し、前半は無失点。

攻撃面でも
前半19分、13番MF大迫希選手の先制ゴール、
後半25分、
コーナーキックから矢野選手のヘディングでの勝ち越しゴールと、
常にロアッソが先手を取りました。

しかし、鳥栖もさすが昇格チーム。
後半11分、31分と2度の同点ゴールを許します。

サガン鳥栖との熱い「バトルオブ九州」に引き分け、
今シーズンを締めくくったロアッソ。

成績は13勝12引き分け13敗、勝ち点51で11位でした。

好ゲームの後ですが、
今シーズン、
Jリーグ初ゴールを含む5ゴールをマークした13番FW大迫希選手も
「チームとしての目標を達成できなかった。 自分ももっと点を取れた」、
2年連続全試合フル出場を果たしたキャプテン18番GK南雄太選手も
「うまくチームをまとめられなかった」、
目標に掲げたJ1昇格を果たせなかった悔しさをにじませました。

取材を終え、スタジアムを出たところで鳥栖の松本育夫前監督にお会いしました。

鳥栖のファンやサポーターに
「松本監督」「松本監督」と今でも慕われ、記念撮影をお願いされていました。

経営難に直面し、どん底だったクラブ、
年間3勝しかできなかったチームを、その情熱で立て直しました。

現場の指揮を執ると同時に、自らスポンサーを探し回ったこともありました。

「チームはクラブが作るもの」
と話す松本育夫さん。

クラブ創設15年、J2参入13年で鳥栖が達成した悲願。

一方、ロアッソは、来シーズンにむけて
高木監督が
「来シーズンのことは話せない」
と口にする通り、その続投も決まっていない状況です。

監督の続投、戦力の補強、その編成予算を充実させるためのスポンサー獲得など
クラブ力の向上が求められています。

「チームはクラブが作るもの」

J1昇格の喜びに満ちた幸せな空間のなかで大事な言葉をいただきました。

山崎雄樹



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