このページは番組審議会の主な発言内容をまとめたものです。

開 催 日

平成11年9月2日(木)第435回

開催場所

RKK第4会議室

出席委員

松山公一委員長ほか7人

審議番組

ラジオ番組『ディブリッジ』
テレビ番組『電撃黒潮隊"卒業"』(RKK制作)

松山委員長報告
 『JNN九州・沖縄地区JNN番組審議会委員長会議』
・TBSから『青少年と放送』問題についての自主規制策の説明。
・各委員長からTBSへの意見,要望
 『アニメ番組は小さな子供を意識して制作して欲しい』
 『いじめを肯定的に取り上げないで』
 『臓器移植問題はさらに慎重な配慮を』
 『家族一緒に見れる番組を』
 『テレビの影響の重要性を再認識して欲しい』
 『サッチー問題、悪乗りしないで欲しい』
 『各委員はTBSを良くしたい気持ちで一杯。TBSへの期待は大きい。いい番組を作って欲しい』


ラジオ番組について
「ディブリッジ」 
(月〜金 夜11時30分)
若者をターゲットにした番組。『ディブリッジ』とは明日へのかけ橋という意味で、リスナーの明日への活力の源となるようにとRKKの若手アナウンサー5人が担当。音楽を中心に各曜日ごと それぞれの担当がリクエストやランキング、また外部からのゲスト紹介など多彩な内容となっています。

委員の発言

●番組の構成、音楽の選曲がよくその日その日のパーソナリティの個性がよく出ている。

●若者に勇気と心の安らぎを与えてくれる。

●ラジオはテレビと違い、人と人とのつながりが強いので語りが重要な部分である。もっと話術の勉強をして欲しい。

●若い人や受験生がスーと入っていける番組。

●ゲストのスタジオ出演はどんどんやって欲しい。

●高齢者も意外に面白く聞けた。夜にピッタリの番組。

社側の発言

●若者の接点をもっと多く大事にし、今の若者の考え方生き方を伝えるのが番組のコンセプト。アナウンサーとして生き残るためにもっと話術を勉強し個性,キャラクターをもっと出すようハッパをかけている。もっと面白くなると思う。長い目で見て欲しい。

テレビ番組について 
「電撃黒潮隊"卒業"」(RKK制作)
(7月10日午後4時30分〜〈九州ネット〉)
熊本市内にある『生徒の荒れ』に直面していた中学校が舞台でそこに入学したある女子生徒が突然非行に走り、親や教師それに周囲の人々を戸惑わせた。しかし、何に対しても反抗する彼女がある教師との出会いによって明らかに変わっていきます。
生徒と教師たちの必死のかかわり合いが続く中で迎えた卒業式の模様を軸に女生徒と二人の教師が当時を振り返ります。

委員の発言

●編集に工夫があり、30分という短い時間に良くまとまっていた。

●ドキュメンタリータッチで説得力があった。

●難しい問題で学校の中に入り込み,良くここまで取材できたもんだ。

●番組に気負いが無く、みんなの本気が良く出ていた。

●安易な結論を出すより見る人に投げかけた方が良かったのでは・・・

●プライバシーなどマスコミが臆病になっている一面を良く取り上げている。

●べたの画ばっかりで、俯瞰の画が少なかった。長丁場のスポーツドラマづくりにはもっと工夫が必要だ。

●彼女は今どうしているのか、後はどうなっているのか検証すべきだ。続編を期待している。

●問題提起が出来ていない。甘い結末、消化不良で不満が残る。

●本音が出ていない。取材の限界を感じる。しかし感動的なドキュメント番組だ。

社側の発言

●子供達に今、何が起きているのか,人間と人間がかかわり合っている生々しい学校現場を見て欲しいという気持ちで制作した。結論まで出したのは、キレイにまとめようとした色気の出し過ぎで番組が小さくつまらなくなった原因と思う。今後はニュースを通して広く問題提起できればと思っている。

●崩壊から再生へ"番組の形式にこだわって甘い結論となった。しかし、この番組は並み大抵の努力では出来ない番組と思う。制作者はこの番組を制作することでいい経験をしたと思う。この努力が今後の彼の制作者としての大きな糧になるはずだ。

<番組審議会事務局>

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