このページは番組審議会の主な発言内容をまとめたものです。

開 催 日
平成18年9月7日(木)第505回
開催場所
熊本放送 本社第4会議室
出席委員
入部祥子委員長他委員7名と永田社長他会社幹部5名が出席
議   題
テレビ『水俣未来コンサート 海恋物語』

■『夏のイベント、天候に恵まれ終了』
永田幹郎
社長

「我社の夏のイベントはお蔭様で全て天候に恵まれ終了することができた。本日ご審議いただく番組もその一つ。 我社は水俣病に関しては報道部門を中心に様々な取り組みをしている。 今年は水俣病公式認定50周年ということで、新たな出発点としてイベントを実施した。 視聴率は好調で、自社制作番組「夕方いちばん」はトップに立った。 12月1日のデジタル放送開始に向け費用が膨らんできているが、可能な限り経費節減をして番組の為の制作費を十分確保したい。」


テレビ番組について 

『水俣未来コンサート 海恋物語』
放送 8月26日 土曜日 午後3時00分〜午後4時24分まで。
この番組は、8月5日水俣で行われた「みなまた未来コンサート 海恋物語」を収録したものである。 多彩なゲストの歌声をオーケストラの調べにのせて水俣の景色とともに放送した。

委員の発言

◎番組としては大変素晴らしくナレーションがなく、テロップだけの紹介もシンプルな構成であり、立体的カメラワークがコンサート会場の臨場感を良く伝えていた。

◎水俣紹介の映像がとても綺麗に丁寧に紹介され出演者の歌唱力、選曲、オーケストラの演奏も素晴らしくアーティストのステージでのメッセージも簡潔で全体的に楽しめた。

◎水俣の人や実行委員会の声がもう少し聞けたら、“なぜ水俣でやるのか”というコンサートの意義がもっと伝わったであろう。

◎負の部分に触れずに、正の部分だけだと、未来に向かうというメッセージが伝わりにくい。

◎30秒の同じCMが8回も放送されたが、CMの露出の仕方にはもう少し工夫が欲しい。

会社の発言

 

○水俣病公式認定50周年の節目となった年に企画されたイベントで、熊本放送としては、永年“水俣病”には報道分門を中心に様々な取り組みをしている。

○水俣のネガティブな印象を与えずに番組をつくり、反面、できるだけ美しい映像を出したかった。その意味で、意識的に“水俣病”は語っていない。

○観客の表情は番組前半では意識的に入れていない。静かな曲の場合の観客の映像は一体感を感じさせにくい。盛り上がっている曲の場合はその逆が言える。

 

<番組審議会事務局>

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