このページは番組審議会の主な発言内容をまとめたものです。

開 催 日
平成19年10月3日(水)第516回
開催場所
熊本放送 本社第4会議室
出席委員
緒方副委員長他委員6名と笠社長他会社幹部7名が出席
議   題
テレビ番組『ばってん荒川追悼公演』

■『難視聴世帯への対処と放送外収入の確立を』
笠 日出臣
社長

「10月1日に人吉、水俣がデジタル開局し、県下のデジタルのカバー率が91%になった。 アナログ放送が廃止される2011年7月24日のXデーまでには、99%くらいまでは計画通りに進む予定だが、最後の約1%の山間部や過疎地をどうするか大詰めの検討に入っている。最終的に難視聴世帯は熊本で4000世帯、全国で60万世帯位 あるのではないかと思われる。その難視聴世帯をどうするかが今後の大きな課題。 更に、様々な法体系の見直しや再送信問題、電波利用料の値上げ等色んな環境の変化も伴う。 放送法の改正もなお不透明である。 デジタル化の普及、放送と通信の融合が進み多チャンネル多メディア化が本格化するのに伴い、 視聴率のある程度の減少、スポンサーの分散による放送収入の減少が当然考えられる。 我々地上波放送は放送以外の収入をいかにシェアとして確立するか経営的に考えて模索している ところである。」


テレビ番組について 

『ばってん荒川追悼公演』
放送 平成19年9月16日 日曜日 午後3時30分〜午後4時54分まで。
今年芸能生活50周年のお祝いの番組の計画を進めていたが、ばってん荒川さんが 他界されてしまった。この番組はばってん荒川さんに縁のある方に集まってもらい開かれた 記念公演の模様を紹介したもの。

委員の発言

 

◎ばってん荒川さんの人生を語った追悼演劇で、歌もあり飽きさせない作りだった。

◎劇のあちこちに熊本をアピールし、熊本らしさを散りばめている細かい配慮を感じた。

◎ばってん荒川さんの生き様や人を楽しませたい、笑わせたいという思いが伝わってきた。

◎ばってん荒川さんは県民にとっても非常に身近な存在だっただけに喪失感は大きいと番組を見て改めて思った。

◎単なる追悼公演ではなく、出演者達がばってん荒川さんの後を継いでいこうというメッセージを込めたものであったように受け止めた。

◎公演の合間に関係者のコメントを一言挟んで、荒川さんの人間像を浮き彫りにしたり、 どなたか一人に語らせる構成があっても良かった。

◎ばってん荒川さんの生の演技が見たかった。

◎もう少しにわかを楽しみたかった。放送では肥後にわかだけで良かった感じがした。

 

会社の発言

 

○番組を作る上での一番の苦労は、出演者の皆さんのスケジュールをどう押さえるかということだった。  決定していた東京でのテレビ番組をキャンセルして下さった方もいて、ばってん荒川さんがいかに皆さんに慕われていたかを実感した。

○スタッフ、キャストには、この公演をきっかけに、もう一度県民ににわかの良さをアピールし見直してもらうきっかけにしたいとの思いがあった。

○公演の入場者は昼夜合わせて2500人。大入り袋も出た。テレビの視聴率は10.4%。  肥後にわかでは14%台が続き、幅広い年齢層に見て頂いたと思っている。

 

<番組審議会事務局>

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