このページは番組審議会の主な発言内容をまとめたものです。

開 催 日
平成20年2月7日(木)第519回
開催場所
熊本放送 本社第4会議室
出席委員
入部祥子委員長他委員8名と笠社長他会社幹部6名が出席
議   題
テレビ番組『報道特集 〜ブラジルが震えた日系テロの真相〜』

■『55周年を機に、さらにエコキャンペーンを強化』
笠 日出臣
社長

「先日、我社の新しい報道センターの火入れ式があり、報道の分野でハイビジョン放送が可能になった。幣社の業績は営業収入はラジオ、テレビ、イベントその他で昨年の4月から今年の1月末までの累計が昨年比100.1パーセントで、4年連続前年をクリアした。2月、3月は、サブプライムローンや株安、ガソリンをはじめとする各種の値上げで経済環境は非常に悪化しており、売り上げの前年比100%クリアは微妙な状況。今年創立55周年を迎え、従来から継続中のエコキャンペーンをラジオ、テレビ、イベントで総力を挙げて展開する。春の熊本城築城400年のフィナーレのイベントを幣社が担当、またロアッソ熊本の試合のスカイパーフェクTVでの中継部分を受け持つことになった。」


テレビ番組について 

『報道特集 〜ブラジルが震えた日系テロの真相〜』
放送 平成20年1月20日 曜日 午後5時30分〜午後18時24分まで。
この番組は、ブラジル移民100周年に合わせて企画されているの3つの番組のうちのひとつ。日本からのブラジル移民が引き起こした、終戦後の情報の混乱による悲劇を当時者のインタビューを交えて紹介したもの。

委員の発言

 

◎ブラジル移民100年のこの時期に、現在でもどちらかというとタブーとされているこの事件をきちんと報道しておくことは大切なことだと思った。

◎厳しい日系移民の移民生活にあっても日本文化を維持保持しようとする皆さんの姿が印象的だった。

◎戦後60年以上たっても戦争が起きたこと、負けたことで多くの苦しんだ方がいるということを改めて知る機会になった。

◎当時の新聞記事の切り抜きの写真を使ってその事件を紹介されており、生々しく衝撃的だった。

◎ブラジル移民について知識のない人の為にも、番組の3分の1がブラジル移民の現状と歴史を紹介していたのは良かった。反面、残りの3分の2では事件の掘り下げが足りず短いと感じた。

◎“日系テロの真相”というタイトルだったが、20分程度の時間でどこまで真相に迫れたのか。最後までよくわからない部分が残った。

◎様々な時代の中で熊本県人がどう動いたか、世界にどう出て行ったか等歴史を生きた人々を、熊本を中心にした歴史の勉強になるような番組を作って欲しい。

 

会社の発言

○題材が題材だけに全国ネットをしたいという気持ちがあり、TBSとの交渉の結果、54分番組の半分を使って放送することで決着した。短すぎたという実感はある。

○日系社会にとって忌まわしい歴史であっても、正面から受け止める必要があるのではないかという機運がブラジルで生まれているのは事実。

○上塚周平さんに関しては同時取材をしており、3月20日木曜日の『週刊山崎くん』で特集を放送する予定であり、今後もブラジル日系移民をテーマにした番組を企画中。

<番組審議会事務局>

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