このページは番組審議会の主な発言内容をまとめたものです。

開 催 日
平成20年3月6日(木)第520回
開催場所
熊本放送 本社第4会議室
出席委員
入部祥子委員長他委員5名と笠社長他会社幹部7名が出席
議   題
テレビ番組『熊本城築城400年記念特別番組 〜立松和平がたどる「それからの清正」〜』

■『多メディア化の中、戦略的な経営を』
笠 日出臣
社長

「先日、4月1日付けの機構改革と人事異動を発表した。多チャンネル化、多メディア化が進行する中、指導的立場にある会社の主要幹部達が一斉に動いたのが今回の特徴である。また戦略的な動きを強める狙いで経営戦略室を新設する。インターネット広告費が伸びる中、媒体をクロスし立体的に広告展開していくのが我々のとるべき作戦であると認識している。当社としては番組その他の質は落とさず、ラジオ・テレビの放送収入に次ぐ第3の収入源確保のため、機構的にも予算配分も今後重きを置いて進めていく予定である」


テレビ番組について 

『熊本城築城400年記念特別番組 〜立松和平がたどる「それからの清正」〜』
放送 平成20年2月16日 土曜日 午後2時00分〜午後2時54分まで。
この番組は、作家立松和平氏を案内役に熊本ゆかりの加藤清正の、生前ではなく死後どのような偶像が庶民の文化、信仰の中で変遷していったのかを辿った熊本城築城400年の記念番組。

委員の発言

 

◎熊本城築城400年記念番組としてダイナミックな企画で、テンポの良い番組だった。

◎熊本城の本丸復元をメインにするところを、あえて城を作った加藤清正、そして加藤清正が城を作ったこと自体ではなく、加藤清正そのものを現在に至るまで追った熊本ならではの素敵な番組。

◎随所に登場される案内役の立松和平さんは、最初は物足りなさを感じたが、 見ているうちに彼自身の言葉や質問で清正を丁寧に浮き彫りにしている感じがして好感が持てた。

◎庶民の目線で加藤清正を捉えようという意欲が見て取れ、分かり易かった。

◎熊本に生まれながら清正に関する知識のないまま育っているので、番組の情報は有意義だった。それを地元の局が制作する意義は大きい。

◎内容が盛りだくさんで、かえって欲張り過ぎた感じがした。特に最後がかけ足になったという印象を持った。

◎全体を通して内容があまりにも多く、資料もふんだんに使ってあり加藤清正に興味がある人にとっては中身の濃い内容だったと思うが、難しすぎて一方的でくたびれる1時間だった。

 

会社の発言

○韓国では加藤清正を極悪非道な人間と捉えているが、本当に加藤清正が日本を代表する極悪人のように見られているのか探ろうとしたのが企画のきっかけ。

○タイトルの「それからの加藤清正」は、加藤清正の生前ではなくて死後どのようにイメージが変遷していったのかを紹介しようというのが趣旨。

○案内役に立松和平さんを起用したのは、歴史に触れる際に、歴史的な著作が多く宗教的なことの対する造詣が深い作家ならではの解釈を期待してのもの。

<番組審議会事務局>

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