このページは番組審議会の主な発言内容をまとめたものです。

開 催 日
平成20年4月3日(木)第521回
開催場所
熊本放送 本社第4会議室
出席委員
入部祥子委員長他委員8名と笠社長他会社幹部10名が出席
議   題
テレビ番組『ムーブ 〜空き缶を拾う人たち〜』

■『デジタル放送政策の成果は、デジタルテレビの普及促進がポイント』
笠 日出臣
社長

「2008年度のスタートに際し、わが社も新しい気持ちで業務に臨み、デジタル化100パーセントに向かって進んでいる。アナログ放送を停波することを知っている人は94パーセントだが、その日が2011年7月24日であると知っている人は およそ60パーセントという状況。送り手の地上デジタル放送の県下のカバー率は今年95パーセント、全国でも90パーセント台であるのに対してデジタルテレビを保有世帯は全国で30パーセント前後である。放送局側は、着々と準備を進めているが、視聴者の方ではまだ様子を窺っている状況ではないかと思う。 デジタル放送政策の成果は、デジタルテレビの普及促進がポイントであろうと考えている。」


テレビ番組について 

『ムーブ 〜空き缶を拾う人たち〜』
放送 平成20年3月13日 曜日 25:55〜26:25
この番組は、熊本市で施行された資源ごみ持ち出し禁止条例を受け、空き缶を集め換金して生活の糧にするホームレスに密着したドキュメント番組。

委員の発言

◎熊本市の条例改定で資源物の持ち去りが禁止になって非常に関心を持っていたので、この番組はより真剣に見た。

◎資源物の持ち去り禁止に関しましてはなかなか分かり難かったが、この番組で理解出来た。

◎彼らなりに一生懸命に考えているのがわかり、ホームレスの人達に対する認識を改めたし、視聴者の問題意識を高める意味で非常に良い内容。

◎番組を通して1人の視聴者として熊本で起きている社会問題を知ることが出来た。熊本市内で空き缶を拾っている人の存在は知っていたが、改めて多くの情報が得られた。

◎ホームレスや生活困窮者の方々の救済、支援をする部署の方にも取材して欲しかった。

◎番組では空き缶を集める人にスポットライトが当てられていたが、なぜ禁止条例が出来たのか、熊本市の意見や施行までの流れがもっとわかると、自分の中で状況の判断がついたと思う。

◎タイトルを入れるタイミングを考えて欲しかった。

会社の発言

○ムーブは九州・沖縄7局で毎週放送している。年間48本程度の放送でRKBが半分、  各放送局が年間に4本ずつで3か月に1本程度のローテーションで制作している。

○社会から少しはみ出たように一般世間では思われるその人達が生きるためには、社会的な行動をとらないといけない、という表裏一体の部分を取材中強く感じた。

○番組では、空き缶を拾う人たちの、少しでも地域に認められようとしていく部分に惹かれ、そこを出したかった。

<番組審議会事務局>

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