| ◎骨のある番組で、時系列的にわかり易く面白く、非常にお金も時間もかけてあると思ったが、全てにおいて負の遺産を盛んに出していて、頑張っている話があまりなかった。  ◎実際万田坑にも行ったが、語り部達は戦後復興を自分達は担って
                              きたという自負の下で歴史を語っていたような気がする。今回の番組とは印象が違った。 
                              ◎影の部分をかなり克明に取材してあって、胸を締め付けられるような場面が多くあった。 
                             ◎全体的になかなか力の入った番組だと思ったが、テレビ局として
                              フィルムとして残るものを一体どのような考えを持ちながら作ったか教えて欲しい。 ◎これまであまり光が当たらなかった部分に焦点を当て、
                              風化や忘却の前にきちんと伝えておく使命感から制作された社会派の番組だと思った。 ◎制作者は意図しなくても、登場した方々が若干誇張しながら話しているのではないかというのが微妙に伝わってきた。そういう意味で公平性、公明性、あるいは中立性に疑問を持った。 ◎自分は新聞記者として実際に取材したが、インタビューの内容は誇張どころか、あんな表現で留まるものではない。中国人の方が鞭で打たれて労働されたと言うが、実態はそんなものではなかったと知っているが故に少し物足りない部分があった。 
                           ◎色んな労災で亡くなられた方、また強制連行された方々の礎の果てに当時の石炭産業がどれだけ最先端のものだったか紹介する映像が欲しかった。 ◎今回のようないいドキュメンタリー番組は、NIE:
ニュースペーパーインエデュケーションのように学校でも取り入れて子供たちにも見て、感じて、考えて欲しいと思った。 |