このページは番組審議会の主な発言内容をまとめたものです。

開 催 日
平成26年7月3日(木)第584回
開催場所
熊本放送 会議室
出席委員
谷口委員長他委員8と秋岡社長他会社側6名が出席
議   題

テレビ番組 『文具屋さんの春 』



テレビ番組について 

『文具屋さんの春 』
放送 5月30日 午前3時14分〜午前3時44分まで。 (再) 627日 午3時00分〜午後3時30分まで。
この番組は、古くから小学校の傍で営まれている文具屋さんの店主と、地域の子どもたちとの交流を描いた30分のドキュメンタリー番組。

委員の発言

◎映像やナレーションが優しい眼差しで綴られており、大人から子どもまで穏やかになった気持ちで見られる番組になっていた。

◎柴田清子さん(主人公)の気さくで楽しい人柄がよく描かれていた。

◎昔はどこにでもあった、小学校近くの文具屋さんと子ども達や地域の光景がとても懐かしく思えた。

◎子どもたちをはじめとする番組に登場する人たちの表情、会話、まちの息づかい、人情が理屈なしに心に伝わってきた。人と人とのつながりの大切さを実感した。忘れかけられている熊本弁も良い。

◎地域の住民、大人から高齢者まで親しまれている文具屋さんのずっと変わらない日常の中に、人情の深さをさり気なく描いているのが、とても良い印象だった。

◎年月が経ち、たばこの量や商品の数が減ってきているというのも、時代の背景や移り変わりを映像として感じることができた。最後の大型商業施設からのくだりの所が良いまとめがなされていると感じた。

◎30分で今日的な問題をほとんど取り上げている事に感心した。小売商店の運営、4世帯同居の問題、生活の拠点としての小学校の位置付けの低下など、重要な問題を指摘している。

◎時代の変化に伴い、何を残して何を捨てるのか、どうしたら失ってはいけないものを残せるかという事をしっかり考えていかないといけないと思った。放送する時間を、反響があるような時間帯に提供していただけると良かった。

◎商業施設と商店街との関係がこの10年でどう変わったかとか、少子化の影響で、子ども達の意識がどう変わっているのかという事も紹介して頂ければ良かった。

◎導入の部分、最初の遠足の場面が番組構成上よく分からなかった。

会社の発言

○最初の取材は2002年の自社番組(週刊山崎くん)によるもの。同番組の20周年企画で再訪問したものを30分番組とした。

○おばあちゃんや文具屋さんにとても魅力を感じ、取材や番組化を重ねてきた。人の繋がりの価値は今の方が高まっているかもしれない。

○冒頭の遠足のシーンは、つながりのある地域に、おばあちゃんが子ども達から親しまれていることを見せておきたかったため。

○はじめは深夜の放送だったが、市場関係者など、仕事がら起きている人もいて反響があったとのこと。

<番組審議会事務局>

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