このページは番組審議会の主な発言内容をまとめたものです。

開 催 日
平成26年12月4日(木)第588回
開催場所
熊本ホテルキャッスル 地階会議室
出席委員
谷口委員長他委員3と秋岡社長他会社側8名が出席
議   題

テレビ番組 『日本の祭り「千年続く火の攻防〜近津火ノ神まつり」』



テレビ番組について 

『日本の祭り「千年続く火の攻防〜近津火ノ神まつり」』
放送 2014年11月24日(月・振休) 午後3時00分〜午後3時54分まで。
この番組は、熊本市西区松尾町の近津(ちこうづ)地区で年に1回行われる祭りの様子を、地域の人々の生活ぶりを交えて描いたドキュメンタリー番組である。

委員の発言

◎改めて一度傍で見てみたい気持ちになった。地元の方々の信仰の厚さを、映像の中で見ることが出来た。

◎非常に悟りの境地に入っておられるというか、本当に素晴らしいコメントを皆さんが仰っていた。

◎迫力ある映像で驚きと共に、一発勝負であるカメラのセッティング等、本番の撮影の大変さは、計り知れなかったのではないか。

◎一つの家族にスポットを当てながら、近津の町や祭りの歴史、またみかんや海苔作りについてさりげなく、一般に知られていない世界を教えて頂いた。

◎みかんや海苔の豊作や豊漁に感謝する、海や山での生活と祭りが繋がっているといったところが大きな視点として描かれていた。

◎地域の方の発言がよく吟味され番組で生かされていた。祭りを維持する大変さを嘆くのではなく、神様に守られていることに感謝しないといけないとか、海と山が一つになるのは色々な人のおかげだとか、地域の皆さんの発言は本当に奥が深かった。

◎"祭りの力を日本の力に"とか"祭りは人をひとつにする不思議なエネルギー"といったナレーションが入ったCMと、番組とが一体化している感じを受けた。

◎10分間とは思えない攻防戦で300本の火をというのは相当なものだが、終わった後の達成感と"よか祭りだった"というあの言葉に全てが凝縮されていた。人は自然の恵みの中で生きていて、それを知らせるという事が、十分この中で出来たのではないか。地域の皆さんの故郷への思い、それを百年二百年続けて行くというそういう意気込みも非常によく伝わった。

◎夜の七五三回りについて、起源や意味を知りたかった。

◎冒頭のナレーションで、近津地区は1100年間祭り続けている、みかんと海苔とで生計を立てているというような紹介があったが、みかんや海苔養殖はこの数十年の暮らし方で、その昔はどのように暮らして、火祭りを続けてきたのかを紹介して欲しかった。

会社の発言

○海と山の中で協力しながら種付けをするシーンが取材を通して心に残っており、助け合いとか、お互い様という言葉を中心に据えて構成した。

○自然の中に人間が上手く営みの中に入っていて、それに逆らわないように感謝をしながら、恵みを受けながら、上手いサイクルの中で人間が入りながら仕事や祭りをしていることを実感した。

○撮影にあたっては、耐火製の布でカメラから手も全部被せるような用意をして、消防団から消防服を借りて取材を行った。

○夜の七五三については、カメラマンからも不思議だよねと言われていたが、そのまま由来を調べておらず、取材不足だった。

<番組審議会事務局>

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