このページは番組審議会の主な発言内容をまとめたものです。

開 催 日
平成29年7月5日(水)第613回
開催場所
熊本放送 6階 第4会議室
出席委員
小野委員長他委員6名と秋岡社長他会社側7名が出席
議   題
ラジオ番組『伝えよう 熊本地震』 


ラジオ番組について 

『 伝えよう 熊本地震 』
放送: 5月30日(火) 午後10時00分〜午後10時50分まで。
熊本地震から1年、RKKラジオにはリスターから様々な体験談が寄せられた。この番組は、その中から8名の手記を選び、RKKのアナウンサーやパーソナリティが朗読する形で構成された特別番組である。

委員の発言

 

◎ラジオならではの良さが出た番組だ。自分自身の体験を重ねて当時を思い出す時間となった。

◎最初の寄稿文では緊急放送のリアルな音源が加わったことで、当時の状況や不安が伝わってきた。当時にタイムスリップし、入り込むきっかけとなった。

◎聴いた後すごく元気になる番組だった。

◎音声だけで熊本地震を伝える難しさがある中、体験談を手記として募った企画は良かった。

◎大田黒さんのキャスティングは意外性があって良かった。ピアノなどの音楽もマッチしていた。朗読したRKKのアナウンサーの伝える力は流石。

◎地域、性別、年代が多様でいろんな視点から体験談が語られ、ずっと話を聞き入れられた。

◎いろんな事を想像しながら聴くことができ、ラジオの再認識というような感じで聴いた。地震の話ながら、心が温かくなれるいい番組。

◎1年が経つと意識も段々なくなってくるので、改めて備えの大切さが伝わったのでは。

◎忘れられない、忘れてはならない、教訓を風化させていけないという、番組の底に流れるテーマがよく伝わった。

◎4番目の手記がよかった。恐怖ではなくて教訓、有り難いという態度、感謝、日常的にあまり感じてなかったことの大切さを感じた。

◎普通の生活の幸せ、感謝、備えの大切さが盛り込まれており、内容があって分かりやすくまとめられていた。

◎朗読と音だけでこれだけ臨場感が出るのかと感心した。音だけだと自分の経験したイメージが湧き、非常に効果がある。

◎最初の2つは被害、真ん中では日常の幸せや癒しの重要性、最後に備えあれば憂いなしという構成。熊本地震を非常にポジティブに伝えられているのではないか。

◎このまま終わらせるのは勿体無く、あるいは将来に向けて、教育などの用途に出来ないものか。将来に向けて活用して欲しい。

◎幅広い年代からの応募があったとのことで学生などの体験談もあったのではないか。それもぜひ聞きたかった。

◎福祉関係者とか障害者からの意見があったなら、そういった意見も聞きたかった。

◎どれだけ多彩な内容が寄せられるかが成否の鍵だが、手記は思ったほど集まらなかったのでは。

◎地域がやや偏っていた。少なくとも南阿蘇の方が欲しかった。西原村もあれば。

◎同じ内容が繰り返された感じがした。少し独特な、特別な物語があると新鮮さを感じたのではないか。4番目や6番目の手記に、より注力してドキュメント式に再現する形式だとよかったのでは。

◎社会的な弱者にフォーカスを合わせたところがあるとよかったのでは。内面や精神的な辛さにもう一歩踏み込めるとよかった。

◎今回エコノミー症候群が注目され、一番最初どこで誰がエコノミー症候群の注意を喚起したのか。エコノミー症候群だけでも番組を作っていただきたい。

◎あっという間に聴き終えた。自分の経験に合わせながら、非常にいい番組だった。1回で終わることはない、またテーマごとにこういうのを作っていただきたい 。

 

会社の発言

○熊本地震から1年、ラジオ局として、体験談をしっかりじっくり読むことで、シンプルな形ではあるが番組が出来ればと思い発案した。

○手記は思った以上に集まったのだが、バリエーションという点では確かにやや厳しかったかもしれない。

○ちょうど1年の時に、もっとシンプルな形で制作したものを放送したのだが、反響があったことから多少肉付けをしてこの番組として再構成した。

○緊急放送時の音源を使うことに対しては、当時を思い出して不快に思う方や出ないかとか、文字テロップによる補足が出来ないことから誤解を生じる虞などもあったことから、このあたりに配慮をして制作した。

○自分たちの記憶として残しておくことができれば、と制作した。

○今回選ばれなかった手記について、4月16日前後に生ワイド番組で紹介をしたものもある。6歳の女の子の作品もここで紹介した。

<番組審議会事務局>

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