このページは番組審議会の主な発言内容をまとめたものです。

開 催 日
平成31年4月3日(水)第630回
開催場所
熊本放送 会議室
出席委員
原田委員長他委員6名と上野社長他会社側9名が出席
議   題
テレビ番組 「新 窓をあけて九州 〜灯籠の光を次世代へ〜」


テレビ番組について 

「新 窓をあけて九州 〜灯籠の光を次世代へ〜」
放送 : 3月17日(日)10時00分〜10時15
29歳の若き山鹿灯籠師が、伝統の技を受け継ぎつつ、新たな作品作りを模索する姿を描いた番組。

委員の発言

◎600年以上引き継がれてきた灯籠の伝統を次の世代に引き継いでいこうと、試行錯誤しながら、色々模索していく主人公の姿が、短い時間の中でよく捉えられていた

◎山鹿灯籠の特徴が丁寧に説明されていて、理解が深まった

◎主人公はあまり饒舌なタイプではなかったが、周囲の人の声を通して、主人公の人の良さが伝わってきた

◎短い時間の番組だったが、作品作りだけでなく背景を描く様々なシーンも無駄なく織り込まれ、分かりやすくまとまっていた

◎子どもに教えるシーンには、この文化を次の世代へ残していきたいという地域の人たちの気持ちも込められているように感じた

◎新しいことに取り組む姿に、応援したくなるような気持ちになった

◎灯籠師の先人たちが作った傑作をもう少し見せることで、深みが出たのではないかと思った

◎灯籠師の大先輩が主人公の最新作を見る『3分間の沈黙』のシーンについて、先輩の表情から、本当に認めてくれたのかどうかと想像が広がった

◎灯籠師の縦社会というものがよく表れたシーンだった。好意的にあの場面を捉えた

◎印象的な場面なので、あの先輩の反応だけだと、逆に捉える人がいるのではないか。逆のリスクもあるのではないかなというところが気になった

◎ベテラン職人に新しい作品の評価を求める姿に、伝承、伝統の保存と継承がなされているということを見て取れた

◎ナレーションがとても落ち着いた声で、内容ととてもマッチしていて、聞く者にも安心感を与えられた

◎伝統を守って発展させる喜びや、困難を乗り越える人の力を伝えていた

◎新しい形での伝統の継承と展開に、期待と希望を感じさせてくれた

◎600年の歴史についてもう少し説明があれば、現在の状況の理解にも深みが増すのではないか

◎伝統文化財の保護という観点から、どういう施策を講じれば良いかという視点での問題提起もあれば良かった。また今後の展開の方向性についても、何か示唆的なものがあれば尚良かった

◎応援の意味でも、今後も山鹿灯籠の新たな取り組みを、他の番組でも取り上げて欲しい。また、その他の伝統的工芸品についても取り上げてもらうと、地元の人々への応援にもなるのではないか


会社の発言

○この番組のテーマは「人間賛歌」。九州で生きている人たちがいかに前向きに一生懸命生きているかというのを、各県がそれぞれ紹介している番組

○主人公の本音を引き出すことに苦労はしたが、取材を積み重ねることで彼の思いを表現できた

○主人公の頑張りに加え、山鹿灯籠の歴史的背景など分かりやすくするための説明も必要で、その配分が難しかった

<番組審議会事務局>

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