このページは番組審議会の主な発言内容をまとめたものです。

開 催 日
令和元年7月3日(水) 第633回
開催場所
熊本放送 会議室
出席委員
原田委員長他委員4名と上野社長他会社側7名が出席
議   題
テレビ番組 「世界一の九州が始まる! 〜3Dで文化財を守れ!〜」


テレビ番組について 

「世界一の九州が始まる! 〜3Dで文化財を守れ!〜 」
放送 :6月23日(日)10時15分〜10時30
重要文化財を3Dスキャナーでデータ化しそれを文化財保全に生かそうとしている男性の姿を追った番組

委員の発言

◎点描で表された神社仏閣の映像など、本当に美しくて魅了させられるものだった

◎熊本地震で傷ついた体験があったからこそ出来る目線。人間が負の経験をプラスに活かす人間力が前面に打ち出されているドキュメンタリーになっていた

◎京都の文化財保護に熊本の会社が貢献しているということを知らなかった。新鮮な驚きがあり、その活躍ぶりに誇らしく感じた

◎主題がややはっきりしなかった。西村さん自身が主題であるのだろうが、であるならば、経営者としての慧眼、才覚の辺りをもう少し強調しても良かった

◎序盤で、京都の清水寺や本願寺も登場したが、その後は何も触れられないままだった。また、北岡自然公園での3Dデータがどのように活用されたかの紹介もなかった。この2点が消化不良に感じた

◎熊本地震を経験されたからこそ、文化財を守りたい、それを活かしたいという気持ちが非常に表れていた

◎3Dを使い画像を作り上げるためには細かい地味な作業を繰り返していて、すごく大変なことだということが良く伝わってきた

◎西村さんが熊本地震を経験することによって、3Dを利用した会社を興されたが、何故3Dに目をつけられたのかが分からなかった

◎3Dスキャナアームで目指す世界一とは、どういうことで世界一になれるのかというところの説明が欲しかった

◎熊本人としては、熊本城には目を向けなかったのか、どうして熊本城は出てこなかったのかと思った。何か熊本のもので頑張っている姿も見せて欲しかった

◎文化財と最新技術という対極にあるものの融合がとても興味深かった

◎文化財は無くしてからでは取り返しがつかないので、このような取組みは素晴らしい事だと思う

◎副題は『文化財を守れ』とあったが、『文化財を残せ』の方が良かったのではないかと感じた

◎3Dスキャナを使いデータを取る仕組みが、言葉だけでは今ひとつ分からない部分があった。絵で示してもらえれば、分かりやすかったのでは

◎3Dは最先端の技術だがデータを受ける計測は極めて地味な作業であり、最先端の技術を利用するにはやはり人の力が必要なのだということが分かり、非常に面白く見させてもらった

◎3Dや新しい技術を使って、世界に挑戦していく姿というのは、熊本地震で傷ついた熊本にとっては、大きな励みになるのではないか

◎今後ともこの取り組みを追いかけてもらい、将来の熊本文化財保存に役立ててもらうような取り組みまで放送してもらいたい

◎難しいテーマを良くまとめられていた。構成が非常にうまいと感じた

◎3D画像が一番進んでいるのは、実は医学の場。文化財保護の場で世界一と言うのは、少しオーバーな気がした


会社の発言

○主人公は、熊本地震でかなり被害が大きかった地域に住んでいた。地震直後からRKKの報道部ではこの地域の被災状況を取材をしていたが、その中で、知り合いになり取材が始まった

○熊本地震で文化財も被災する中で、自分の測量や計測の技術を活かせるのは何かと考えたとき、この3Dに巡りあい、自分の今までやってきたノウハウを活かせるということで始められた

○現在は、京都のまだ被害を受けていない文化財のデータ保存を中心に活動されているということ

<番組審議会事務局>

審議会インデックス

e-mail