このページは番組審議会の主な発言内容をまとめたものです。

開 催 日
令和元年11月6日(水) 第636回
開催場所
熊本放送 会議室
出席委員
原田委員長他委員5名と筬島常務他会社側7名が出席
議   題
テレビ番組 「新・窓をあけて九州 〜ヒメタツに魅せられて〜 」


テレビ番組について 

「新・窓をあけて九州 〜ヒメタツに魅せられて〜 」
放送 :10月13日(日)10時00分〜10時15
国内で116年ぶりに観測されたタツノオトシゴの仲間「ヒメタツ」。

委員の発言

◎水俣の海が再生されて、綺麗になっているという今の状況が良く伝わってきた

◎ヒメタツの、雌ではなく雄が出産するというシーンは感動的であり、神秘的であった

◎卵の受け渡しの姿、そのハートをかたどっている姿、雄の出産シーン、ピンクに染まった水俣の海など、とてもロマンチックで美しい映像が織り込まれていた

◎ヒメタツの出産と水俣の再生というモチーフを重ねて、復興への希望を与える非常に素晴らしい作品だった

◎ヒメタツが発見された経緯や、生息場所などの生態の情報があれば、よりその存在について伝わったのではないか

◎女性アナウンサーのナレーションが、柔らかい優しい声であり、とても番組に合っていて良かった

◎主人公の、悲しみの海が誇りの海へという志と、それを実現していくための画期的なアイデアが紹介された感動的な番組だった

◎水俣の海の再生がテーマであり、そういう意味では美しい海底で展開される神秘的な命のドラマを描いていることが、非常に象徴性を高くしていたように思う

◎主人公の志や活動が広がり地元の人へも浸透し、また、次の世代へも伝わっているということが分かった

◎悲惨な水俣の過去がどうだったのか、過去の映像を少しでも入れて、現在のこの地と対比する形で構成すれば、現在の素晴らしさ、未来への希望を見出しているという意図が、もっと伝わったのではないか

◎悲しい歴史のある落ち着いた色の海の中で、ビビットなビタミンカラーの世界が繰り広げられていた。色彩感覚が優れた番組だと思った

◎水俣の人の中に、もう一度、海と関わっていこうという思いが芽生えていることが、とても嬉しかった

◎主人公の取り組みは、水俣の新たな観光スポットにもなり得るのではないかという期待が膨らんだ


会社の発言

○去年、別の番組で取り上げたときに、ヒメタツの映像のインパクトが凄く、さらに、情熱がわかりやすく伝わってくる人方だったので、今回も番組化した

○主人公のプライベートな横顔、家族との様子などの掘り下げも、やや足りなかった

○正味時間が10分半であり、どこをピックアップするのか、どこを削ぎ落とすのか、今回も悩んだ

○子どもが見てもわかってもらえるように、海の中の映像を多く入れた

<番組審議会事務局>

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