このページは番組審議会の主な発言内容をまとめたものです。

開 催 日
令和2年2月5日(水) 第638回
開催場所
熊本放送 会議室
出席委員
原田委員長他委員4名と筬島常務他会社側5名が出席
議   題
テレビ番組 「ダイドードリンコ日本の祭り 最後の獅子舞 〜八代妙見祭 獅子に惚れた男たち〜」


テレビ番組について 

「ダイドードリンコ日本の祭り 最後の獅子舞 〜八代妙見祭 獅子に惚れた男たち〜」
放送 :12月28日(土)14時00分〜14時54
八代妙見祭は、笠鉾、獅子、亀蛇、飾馬など40もの豪華な出し物が絵巻さながらに練り歩く。行列の先頭を行く獅子は、演舞を披露する役を務められるのは、20年までと決まっており、今年、最後の演舞を披露する男性の姿を追った。

委員の発言

◎獅子を回す股引の人たちの、長時間獅子舞の頭を振る様子や、厳しい練習、激しい舞い、お互いが練習相手でもあり、友であり、ライバルでもあるという様子も良く出ていた

◎股引組頭の中村龍男さんは口数が多いわけではないが、獅子舞や祭りへの心に秘めた強い想いが伝わってきた

◎中村さんと股引の仲間との友情、家族との関係がうまく引き出されていた。見ていて心動かしてくれる番組だった。特に、親子ぐらい差がある宮本幸一郎さんとの関係に強い絆、信頼が伝わってきた

◎祭りの素晴らしさを伝えていて感動した。練習の風景、家族の思い、地域の人たちの強い絆、『最後の』獅子舞に臨む主人公の思いなどが散りばめられていて、番組構成も良かった

◎八代妙見祭と言えば、亀蛇が有名であるが、それ以外にも強い思いを持って参加している人の姿が分かり、祭り全体についても理解できた。地域の人たちの熱い情熱が伝わってきた

◎祭りを通じて、地域住民の連帯感が作られていることを感じた。関係者の獅子舞に対する誇り、年齢を超えた友情、家族との絆が十分に伝わり、妙見祭にかかわる人々の思い入れの深さ、愛着の深さがよく分かる番組だった

◎主人公の背中の映像を通して、祭りに思いをかける男のロマンを感じた

◎糸永アナウンサーの柔らかい、人を包み込むような優しいナレーションが、番組のトーンと調和していた

◎妙見祭の歴史について、もう少し触れて欲しかった

◎祭り全体の華やかで豪華なシーンの映像が、もう少しあった方が、妙見祭の『日本の祭り』としての価値が、よく分かったのではないか

◎2人1組の獅子舞の後ろ担当の人の話がなかったが、前後2人の呼吸も合わせないといけないだろうから、そのあたりの練習の様子も見てみたかった

◎御神前での舞いの後、足早に戻る中村さんの後を追うカメラワークに、初見では物足りなさを感じたが、何度か見直すうちに、喜びの涙、あるいは惜別の涙を必死でこらえていたのか、満足の舞いに満面の笑みを浮かべていたのかなどと想像が膨らんだ


会社の発言

○妙見祭を、できるだけ引き寄せて自分で感じて見てもらいたいという思いがあった。ひとりの人のことを深く描くことで、祭に関わる人々の思い入れの深さ、愛着の深さを感じてもらいたかった

〇出し物の一つを深く描くことで、他にもたくさんのドラマがあると思ってもらい、それで妙見祭の素晴らしさ、すごさ、奥深さを感じて欲しかった

〇中堅ぐらいになると、全ての舞いが頭に入っているので、前後の組み合わせでの練習をすることなく、いきなり本番を迎えていた

<番組審議会事務局>

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