◎『くまもっと まなびたいム』というタイトルが、学ぶということに対しての柔らかい感じが出ており、『くまもと』『もっと学びたい』『タイム(時)』を組み合わせて、覚えやすく、良いネーミングだった
◎『学校ってどんなところだろう』と不安を持っていた新1年生とその親へ、学校の楽しそうな様子と、幼稚園とは違う『小学校』という枠組みが伝わり、とても心強い番組となったのではないか
◎始業のチャイムが鳴り、5分から10分の4つの時間に分かれ、子どもが集中でき飽きさせないような工夫もされていた
◎『分かりやすく伝える』『興味を引く工夫をする』『自ら調べたり考えたりする行動を促す』という3つの視点に留意した番組構成であった
◎字幕を付けたり、イラストを多用したり、実際の訪問映像を織り交ぜるなどし、耳からだけでなく、目からも情報が伝わるようにして、理解しやすくしてあった
◎『AED』や、虹の七色『赤橙黄緑青藍紫(せきとうおうりょくせいらんし)』という言葉が出てきたが、1年生には難しかったのではないか
◎今回のコロナウイルス感染拡大に際し、インターネットによる遠隔授業が行われたが、初等中等教育においては、遠隔授業を行えるシステムの導入も機器の整備も圧倒的に不足していて、教員も園児、児童、生徒たちも遠隔授業を展開し参加するための知識が不足し困惑している状況だった。その中で、テレビ放送という手段を用いた子どもたちの学習支援は、教える側も教えられる側も安心して取り組める場を提供していることになっていたと思う
◎先生の話し方が優しく明確な発音でゆっくりと、しかも明るい表情で語られていたので、初めての小学校生活で不安も大きい子どもたちは、小学校は安心して、しかも楽しく学べる場所であるという印象を持てたのではないか
◎各家庭のインターネット環境に左右されることなく、テレビで子どもたちが手軽に学習でき、また、親子で見ることもできるという、とても良い取り組みだった
◎見て学んだものを復習できる簡単な復習テストのようなものをRKKのホームページに作り、それを子どもが解いて、親が採点するといった取り組みを加えると、より効果が高まるのではないか
◎太陰暦の月の呼び方「皐月」など所々、難しい言葉が出てきた。また、『スタートタイム』『グッドバイタイム』などの和製英語に違和感を覚えた
◎双方向の教育になっていないところが、テレビでの学習支援の弱点だろう。また、この番組の教育効果を上げるためには、親のアシストがないと難しいと思った
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