このページは番組審議会の主な発言内容をまとめたものです。

開 催 日
令和2年10月7日(水) 第645回
開催場所
熊本放送 会議室
出席委員
原田委員長他委員8名と上野社長他会社側9名が出席
議   題
テレビ番組 「新 窓をあけて九州 〜熊本地震で見つけた私の夢〜」


テレビ番組について 

「新 窓をあけて九州 〜熊本地震で見つけた私の夢〜」
放送:9月27日(日)10:00〜10:15
熊本地震で自らも被災しながら、地域住民を励ますために避難所の学校体育館で行った吹奏楽演奏会で、多くの感謝の言葉をもらったことをきっかけに、「地域のためにできることを」と考えるようになったひとりの女性。 この経験から土木の仕事で、熊本の復興を支えていきたいという夢を持った女性の4年間を追った。

委員の発言

◎短い番組だったが、色々な要素を感じられた。多くの人が日常と大切なものを失った熊本地震は忘れてはいけない『過去』。よりよい熊本を自分たちの力で切り拓いていこうという若者たちの気概『未来』。いま建設現場で女性たちが少数ながらも奮闘している姿『時代』。そういう多様なものが感じられた秀逸のヒューマンストーリーだった

◎自分の夢に向かって真っ直ぐ一直線に進んで行く姿にエネルギーを感じた。皆にとても希望を与えるような番組だった

◎夢の実現に向けて一歩を踏み出して、現場での経験を積み重ねながらたくましく成長している姿がしっかりと伝わってきた

◎『若者は未来への宝物』という言葉を実感させてくれる内容だった

◎主人公が就職した建設会社のPR色が若干強いかと感じた

◎来年春で熊本地震から5年となるが、地震を風化させないためにも、貴重な過去の映像を効果的に活かしたヒューマンストーリーをまた制作してもらいたい

◎どういったきっかけで、この主人公を選んだのか、このストーリー展開をなぜ中学校から追えたのかという点がとても興味深く、それを知りたかった

◎高校に進学してから卒業するまでの修練期間の姿が描かれていなかったが、何らかの形で含めると、いかにして土木技術者への道を切り拓いていったかをよく理解できたのではないか

◎この会社が、なぜ、男社会の伝統が色濃く残る土木の世界に主人公を採用したのかという点を聞きたかった

◎4年間以上、丁寧に取材してあって、惜しむことなくかけた情熱と時間の長さにとても驚きいた

◎熊本地震から4年半。改めて時の流れの速さを感じさせられる番組だった

◎最後の場面で、中学生時代の主人公が『いまの熊本より、よりよい県にすること。熊本の復興に貢献できる人材になりたい』と話すシーンは非常に印象に残り、番組の締めくくり方としてもとても素晴らしかった


会社の発言

○最初は、避難所での演奏会を取材するだけだったが、彼女に話を聞いていくと引き込まれるところがあったので、その後も幾度か取材を続けた

○熊本地震のつらい、きつい、大変だというところを取材してきた中で、違う視点で一人の女の子の成長を通して4年という月日をどう感じるのか、4年という月日を一人の女性の成長として感じてほしいというところがあった

○一番意識したのはラストカットで、あえて印象的な音である中学生時代の映像で終わるというところにこだわって工夫をした

<番組審議会事務局>

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