このページは番組審議会の主な発言内容をまとめたものです。

開 催 日
令和3年4月7日(水) 第650回
開催場所
熊本放送 会議室
出席委員
竹屋委員長他委員8名と上野社長他会社側9名が出席
議   題
テレビ番組 「週刊山崎くん 〜新阿蘇大橋開通記念特集〜」


テレビ番組について 

「週刊山崎くん 〜新阿蘇大橋開通記念特集〜」
放送:3月10日(水)19:00〜19:50
新阿蘇大橋が開通したタイミングで、南阿蘇のグルメスポットなどを紹介した

委員の発言

◎単なるグルメ情報だけではなく、熊本地震で被災し、苦労を重ねてお店の再開を果たした店主の熱い想いや、新阿蘇大橋開通への期待が料理の美味しさと一緒に伝わってきた

◎テロップについて。レポーターが美味しさを語る場面や、新阿蘇大橋の開通への期待を店主が語る場面など番組の主要な部分については、常に画面の下に大きな文字で表示をされていて、目と耳から同時に情報が入ってきて、とても分かりやすいと感じた

◎新阿蘇大橋の長さや橋脚の高さ、最新の安全対策などを簡潔に紹介した方が、良かったのではないか

◎各店の震災直後の映像や写真や、オーナーの震災での体験談を聴くことで、営業再開までの苦労がとてもよく伝わってきた。また、阿蘇や新阿蘇大橋に対する想いもしっかり取材されていて、表題通りの番組だったと感じた

◎新阿蘇大橋の建設過程から完成までを映したエンディングの映像は、非常に良かったと思うが、もう少し長くあっても良かった

◎地震直後の店の映像や写真もあり、当時と今を比較でき、その当時の苦労が目に見え、店がそこにあることの意味や意義がとても感じられた

◎皆が『人の力』、『応援』、『人の支え』が力になったと言われていたのが、この5年を物語っているようで、とても印象的だった

◎新阿蘇大橋が阿蘇を結ぶ橋になるように、この番組が新阿蘇大橋と周辺のお店、そして視聴者との懸け橋になる番組だったように感じた

◎被災状況やこれからの想いに関して、レポーターの解説ではなく、被災者自身の言葉で話されたことで、その想いが直接視聴者に伝わってきたように思う

◎気になったのは、番組の冒頭での『熊本地震の凄まじさや、どれくらいの被害があったかをご覧いただけるのはいいですね』という一言。『いいですね』でなく、別の表現があっても良かったのではないか

◎エンディング映像は、ヘリコプターからでないと撮れない映像でもあり、もっとじっくり見たかった。もっとこの映像を見ることができる機会があれば良いと思った

◎開通式典の部分で『開通式典へ潜入』という言葉があったが、あの華々しい式には『潜入』ではなく、皆でお祝いしようといったニュアンスも感じられる『ご紹介します』ぐらいの言葉でも良かったのではないか

◎今回の番組は、復興へ対しての『エンターテインメント性』と『ドキュメント性』が混じり合っていたように感じられ、どちらに重きを置くのかという点が見ながら揺れたところもあった

◎店のオーナーたちは、地震の事を淡々と話され、多くを語らなかったが、その表情から再開までに大変な苦労があっただろうということが感じ取れた。それぞれの強い意志、生きる力なども感じた

◎今回のタイトル『新阿蘇大橋開通記念特集』では、新しい橋中心の話になるのかと予想したが、実際はグルメ中心だった。タイトルの中に、何か『グルメ』を入れた方が、タイトルだけ見た人には分かりやすかったのではないか

◎クラシックカーの店が出たが、他の5つの店に比べて少し違和感があると思った  


会社の発言

○エンターテインメントとドキュメントのバランスについて、今回はエンターテインメントの方に重点を置いて番組を製作した

◯リポーターの言葉遣いについては、発言がどのような影響を与えるかということを配慮しながら取り組んでいきたい

◯今回、復活した店舗などを紹介したが、今後も、復興がまだ終わっていないということを番組を通して伝えていきたい

<番組審議会事務局>

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