このページは番組審議会の主な発言内容をまとめたものです。

開 催 日
令和3年9月1日(水) 第654回
開催場所
熊本放送 会議室
出席委員
新型コロナウイルス感染防止のため、書面審議により実施
議   題
テレビ番組 「世界一の九州が始まる!〜里山発!進撃のインテリアブランド〜」


テレビ番組について 

テレビ番組 「世界一の九州が始まる!〜里山発!進撃のインテリアブランド〜」
放送:8月15日(日)10:15〜10:30
小国杉を使い、スタイリッシュなデザインのテーブルや椅子などのインテリア商品を製作する南小国町の企業を紹介

委員の発言

◎カメラワークも良く、穴井さんのしっかりとしたビジョンやこれからの発展性などが良く伝わる内容で、若手実業家の新しい活動紹介を気持ちよく見ることができた

◎阿蘇の野焼きの風景はダイナミックな映像で、商品を語る言葉を映像でサポートするものだった

◎短い放送時間の中で、穴井さんの斬新な挑戦、木材業界の苦境、ふるさとの未来への思いなどが、理屈っぽくなく、うまくまとまっていた

◎クリエーティブを軸に、ウェブ時代の地方の活路を示す内容だった

◎多くのインタビューをうまく活用して、人気の秘密を解き明かしていった点は、優れた番組構成だと感じた

◎家具に使うことが適さないと考えられてきた杉材を利用するという逆転の発想で取り組んだことや、祖父が植林し、父が育てた小国杉を、今度は自分が守っていくとの覚悟を持って、草原や野焼きなど阿蘇の風景と人々の暮らしをインテリア製品の中に表現しようとする穴井さんの姿勢が伝わってきた

◎椅子とテーブルの値段がさりげなく紹介されていたり、ふるさと納税返礼品であることが紹介されていたりと、限られた時間内で、必要な情報はしっかり視聴者に伝えていこうとする姿勢が伝わってきた

◎穴井さんの両親らの言葉など、ふるさと発の事業を手掛ける背景がもっと知りたかった

◎『進撃』というと、大分の「進撃の巨人」のイメージがあったので、大分出身もしくは在住の人物の特集かと思ってしまった。イメージが付きすぎている言葉の場合、キャッチーな分、使用が難しいところがあると思った

◎杉材は傷がつき易く、家具での利用が進まなかったとのことだが、どのようにしてその課題を乗り越えたのか、簡潔に紹介されると更に良かった

◎地元の森林組合関係者など小国杉の振興に頑張っている地元の方々からの意見も聞きたかった

◎創業から売り上げが10倍に伸びたとの紹介があったが、もう少し具体的な数字や、県内・国内・海外向けの売上の比率等の情報が欲しかった

◎エンディングで、そのまま小国杉や阿蘇の風景を映して終わった方が『里山発!』というタイトルに合った終わり方ができたのではないか

◎穴井さんのこのような強い思いやユニークな発想、そして優れたプロデュース力が、どこから来ているのかという過去をもう少し知りたかった

◎見終わった後に、爽やかなエネルギーがみなぎり、熊本を誇りに思う気持がこみ上げてきた、良い番組だった


会社の発言

◯販売されている家具やサイトに「ローカル感」が全くないことに驚き、穴井さんにアプローチしたのが最初の一歩

◯おしゃれな商品に実はローカルな視点が濃く落とし込まれているというギャップと故郷や林業への思い、そして「やり方次第で地方からでも世界を驚かせるものは発信できる」という事を穴井さんの発想や戦略を描くことで伝えたいと考えた

◯フォレックと言う企業体と言いながらも実質は1人を追っていたので画が単調気味になった点もあったかなと受け止めている

<番組審議会事務局>

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