このページは番組審議会の主な発言内容をまとめたものです。

開 催 日
令和3年12月1日(水) 第657回
開催場所
熊本ホテルキャッスル
出席委員
竹屋委員長他委員5名と上野社長他会社側7名が出席
議   題
テレビ番組 ダイドーグループ日本の祭り「かたりつづける物語〜青井阿蘇神社おくんち祭」


テレビ番組について 

テレビ番組 ダイドーグループ日本の祭り「かたりつづける物語〜青井阿蘇神社おくんち祭」
放送:11月13日(土)13:05〜14:00
人吉市の国宝・青井阿蘇神社で9日間開催される例大祭に密着。豪雨災害やコロナ禍を乗り越えようと、模索しながら神事を守る住民たちの奮闘を描いた番組。

委員の発言

◎豪雨災害と新型コロナに見舞われたヨ井阿蘇神社のおくんち祭りの再開に至る過程が描かれ、その再開は人吉の町とそこに住む人々の復活の確かな歩みであることをこの番組を通して感じることができた

◎青井阿蘇神社やおくんち祭りの歴史や物語、そして、地元の人にとって青井阿蘇神社とはどのような存在なのかというものが分かり、非常にためになった

◎祭りの行事には難しい言葉があるが、必要なところにはテロップが入り、情報として得ることができた

◎歴史や物語を語り続けよう、引き継いでいこうと被災しているにもかかわらず、自分の時間を捧げて携わっている人々の努力、途絶えさせてはいけないという熱い思いが伝わってきた

◎復興のプロセスを含めた今しか描けない青井阿蘇神社の祭りを克明に1年間以上で記録していて、非常に価値のある番組だった

◎球磨川と神社、人吉市民の結びつきというのは随所に語ってあったが、全国の人にどれだけ球磨川と人吉の距離感を伝えることができたか。地図などを組み合わせて、球磨川と人吉の距離の近さという特有感がもっと表現できれば良かった

◎今回の番組を見ることができて、一番喜ばれたのは、地元の人吉球磨地域の人たちではなかったか。テレビで放送されたということは非常に大きかったと思う

◎祭りまでの準備期間や、様々な神事が非常に身近に見られたが、人吉の人々も余り見たことがなかった部分まで、今回見ることができたのではないか。また、時系列で紹介されていて分かりやすく伝えてあった

◎お祓い行列を見て、沿道の人々が感激して喜ぶ姿がとても印象的だった。サプライズ的に実施された今回のお祓い行列によって、元気付けられた人が多かったのではないか

◎相良氏700年の歴史の中で、神社、寺、仏像、神楽など独自の文化が育まれてきたが、その辺りをナレーションで丁寧に説明された方が、さらに良かったのではないか

◎人々が復興への願いと感謝の気持ちを捧げたおくんち祭、今年はこれまで守り続けてきた伝統に加えて、新しいものも加わり、これから途絶えることもないだろうという希望に満ちた番組になっていた

◎茅葺の楼門から連続する5つの棟と説明があったが、映像ではその連続が分かりづらかった。また、被害のあった蓮池に一輪咲いた蓮は、被害にあっても負けずに咲いた象徴的な映像だと思うが、アップの映像ではその思いが伝わりにくくインパクトに欠けていたように思った

◎番組のタイトルの『かたりつづける物語』に少し違和感を持った。神楽や神幸行列など単に語るだけではないことを考えると『うけつがれる』や『脈々と継承される』などの言葉が良いのではないかと思った

◎その土地に住む人々の思いと努力によって継承されていることが日本の祭りの特徴であり、素晴らしさであることが浮き彫りにされていた。良い番組だった

◎文化的生活において大事だと思う活動を断絶させずに継承するために、今できる工夫を盛り込むのは、今を生きる人々である。そういう『今を生きる人間が中心にある』という目線が明確に、番組で描かれたのはとても良いと思った

◎全体的に女性の活躍が影に隠れている印象があったので、そこに少しでも焦点が当たると良かったのではないか


会社の発言

◯「日本の祭り」は年1回RKKでも制作していて、2008年に一度、今回も出ている立石さんを中心に描いて作っていて、それを使いながら、新型コロナや豪雨災害があって新しく取材したものを合わせて今回制作した。

◯「語り続ける物語」で地元の方々が一生懸命、長い歴史を語り続けてきたのだが、制作側としても、災害直後に撮った報道部の記録、前任のディレクターの記録など、一人だけの取材では到底今回の番組は出来なかった。長く、それぞれのディレクターや記者が撮り続けてきたものを見直して、今回のタイトルのように自分が伝えたいことに合わせて抽出していった結果で構成した

<番組審議会事務局>

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