◎番組は掲げている5つのキーワード『再生』『チェンジ』『情熱』『チャレンジ』『地域に生きる』が、わずか正味12分の中に全て盛り込まれていた
◎澤井さんの活動は決して大きなものではなく、水俣を日本全国に発信するような効果をすぐに期待できるようなものではないかもしれないが、未来への希望がここにはあった。まさに人間賛歌のドキュメンタリー番組だった
◎澤井さんの活動というのが単なる青果店というだけではなくて、青果店という舞台を通して水俣の人の思いを届ける、小さな町の発信拠点メディアみたいなのを作っているという、受け取り方をした
◎今回紹介された農家の方々は水俣病の風評被害にさらされてきた方々ではないかと思うが、だからこそ、風評被害に負けない安心安全にこだわった農業をされてきたんだということが、この短い番組の最初から最後まで伝わってきて、それをみんなに知ってほしい、伝えたいと思った澤井さんの気持ちが、『食べ物を作る人が好き、作る人を知ってほしい』と語られた言葉に全て詰まっているように感じた
◎澤井さん自身にもう少し踏み込んだ紹介があってもよかったのではないか。20代で初めて農業に触れたと言われていて、何かきっかけがあったのか、なぜ新しい特産品を作りたいと思ったかなどもっと聞きたかった
◎将来的に、どのような目標や夢を持って活動されているのかについて、番組の中で語って頂くと更に良かったのではないか。また、野菜を購入されているお客さんの感想や評価についても、聴いてみたいと思った
◎最後の博多でのイベントは、参加者の評価も上々で、水俣の食材だからこそ安全安心を訴えられるという、正に澤井さんが想定していたことが実現した場面のひとつではないか。水俣の農家の方々にとっても、今後の取組みに明るい展望が持てたのではないかと感じました
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