このページは番組審議会の主な発言内容をまとめたものです。

開 催 日
令和4年11月9日(水) 第666回
開催場所
熊本放送 会議室
出席委員
竹屋委員長他 委員6名と上野社長他会社側8名が出席
議   題
テレビ番組「世界一の九州が始まる! 〜世界で闘う! 胸のマーク〜」


テレビ番組について 

テレビ番組「世界一の九州が始まる! 〜世界で闘う! 胸のマーク〜」
放送:10月23日(日)10:15〜10:30
NPB日本プロ野球の12球団中、9チームのユニホーム製造を手がける熊本市の企業「マークス」を紹介。

委員の発言

◎卓越した技術で日本国内はもとより世界で闘おうとしている会社を紹介した内容は、『世界一の九州が始まる!』という番組のコンセプトに、とても合致していたと思った

◎福岡ソフトバンクホークスの牧原選手によるユニフォームの感想から番組がスタートしたのはとても良かった。思わず見てみようと引き込まれたのではないか

◎牧原選手が熊本県の城北高校の出身であることをナレーション・テロップで、熊本にゆかりがあることを伝えることで、より熊本らしさが出たのではないかと感じた

◎主人公の精力的な仕事ぶりが具体的に紹介されていく中で、その具体例として、帽子の刺繍のオートメーション化が、業績が厳しいときのアイディアだというコメントや、ビニールを挟んでの刺繍のクオリティアップなど、社長本人のひらめき力というものの高さを感じさせる内容だった

◎独自のアイディアを紹介するときに、イラストを用いたやり方は大変わかりやすかった。帽子の丸みに合わせた針板を用いた刺繍の仕方、より深くインクを染み込ませるための技法の説明でもイラストの使用は、番組に変化を与えるという点でも効果があった

◎ナレーション以外は、ほとんどのインタビューに字幕もあり、耳で聴くだけでなく、文字も一緒に頭の中に入ってきたのでわかりやすかった

◎気になったのは、インタビューの回答者が全員男性のデスクワーカーであったこと。女性も画面に映さていたが、女性のインタビューはなかった。少し配慮が欲しかった

◎インタビューを通して非常に細かく取材されていて、田中社長の『世の中にこんなに帽子があるのか』という振り返りの言葉や、『個人スキルを会社スキルへ』というところなど、非常に良い言葉が引き出されていると思った

◎なぜ、熊本の企業が選ばれるのかという理由がはっきりとしなかった。高い技術があるということはあったが、それをもってしても、なぜ地域のハンディや、会社規模のハンディなどを乗り越えて多くの球団や海外からの注文などが、この企業になぜ相次ぐのかというところの答えが整理できなかった

◎ユニフォームにロゴをマークする会社を立ち上げる発想はなかなか思いつかないのではないか。どのような理由や背景があって創業されたのか、その点も番組の中で説明があると、さらによかったと思った。また、生産管理のソフトウェア開発の部分も少しわかりにくかった


会社の発言

○取材で難しかったことは他のユニフォームや企業と比べることができなかった点。では、何故この会社が選ばれたのかというところを、いかにして表現するかという点は頭を悩ませた部分だった。実際に着用している方々からの声で聞き出すということが見つけた答えではあったが。

○田中社長は、苦労を苦労とあまり思っていないタイプの社長で、50年以上仕事をしてきて仕事をしたくないと思ったことがないと言っていたのが、とても印象的だった。その中でも、苦労というものを少し描けるような取材の工夫ができたらよかったのかなと思う。

<番組審議会事務局>

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