このページは番組審議会の主な発言内容をまとめたものです。

開 催 日
令和5年2月1日(水) 第668回
開催場所
熊本放送 会議室
出席委員
竹屋委員長他 委員7名と坂口常務他会社側6名が出席
議   題
テレビ番組「RKK SDGsスペシャル 木とともに〜國武林業の1年半〜」


テレビ番組について 

テレビ番組「RKK SDGsスペシャル 木とともに〜國武林業の1年半〜」
令和4年12月26日 18:00〜18:55放送
30歳の社長・國武智仁さんと母信子さんが2015年に立ち上げた御船町の林業会社に密着。若手従業員とともに奮闘する姿を追った番組

委員の発言

◎盛りだくさんの内容で、1年半にわたる丁寧な取材の成果が出ていたように感じた。環境を守っている林業の大切さを改めて感じたし、林業の明るい未来が少し見えてきたように思った

◎新しい仲間が加わってその仲間が成長していく姿や、反対に会社を去っていく仲間がいたり、いい場面だけではなく失敗やトラブルに見舞われる場面など、様々なドラマが映し出されており、非常に見応えのある番組だった。國武社長の会社を辞めた仲間の今後の幸福を祈る場面というのは、國武社長の強さを感じましたし非常に印象に残った

◎親子がインタビューを受ける場面で、林業や木の話をされるときの2人の表情がとても素敵で笑顔が印象に残った。母・信子さんは、どの場面でも笑顔で、とても素敵でその笑顔を見ているだけで温かな気持ちになった

◎信子さんの存在感がしっかりと示されていたのは好感が持てた。智仁さんへの取材との信子さんの取材のバランスがとても良く、それぞれの個性と、仕事に対する姿勢・情熱が伝わってきて、編集の部分でも、SDGs目標5のマインドが感じられて良かった

◎女性の活躍が多く取り上げられていたところは非常によかった。後藤彩さんが入ったことで、キイカスプロジェクトあたりに女性の発想が入ったり、従業員への接し方の変化とかは非常に参考になる部分もあった

◎最後の場面、信子さんが6年前に自分たちで間伐して立派に育った杉林を案内しながら、杉の学術名を「隠された日本の宝」と紹介されるところがとても印象深かった。このときに木々の間から太陽の光が差し込んできて、見上げると杉の木々と青空のコントラストがそこにあり、林業によって森林が守られている様子を実感しながらのエンディングになっていて、とても良かった

◎非常に印象に残る言葉が多かったように思う。2人が語る一言一言がとても素敵な言葉で心に響いた

◎SDGsスペシャルと題して放映するのであれば、構成としてはもう少し環境というところを前面に出してもよかったのではないか

◎信子さんが林業を始めたきっかけの説明が、少し一般的な内容のように感じた。女性が経験もない中、49歳で林業を始めるというのは、とても思い切った決断ではないかと思う。立ち上げまでのストーリーをもう少し詳しく知りたかった


会社の発言

○このテーマで、最初は前年2月に30分の番組を作り、その後、秋に「新 窓をあけて九州」で放送して、最終的に年末に1時間番組にまとめた

○全体の取材の中で、ディレクター1人で小型カメラで取材したのが8割、残りの2割が、ENGカメラでのクルー取材で行った。取材クルーでは、インタビューや重要なシーンを取材した。1人で小型カメラで取材に行っても、結局物にならなかったという日も多くあった。かなり頻繁に取材に出向いたことで、取材で話を聞くというよりも、友達や仲間と話すような関係性になれたため、事前な声が取れたと思っている

<番組審議会事務局>

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