このページは番組審議会の主な発言内容をまとめたものです。

開 催 日
令和6年3月6日(水) 第679回
開催場所
熊本放送 本社会議室
出席委員
竹屋委員長他 委員5名と坂口社長他会社側8名が出席
議   題
テレビ番組 「RKK開局70周年記念特別番組『ななまるテレビ』今日、解決はしないけど。
〜熊本で生きる私たちのためのテレビ〜」


テレビ番組について 

テレビ番組 「RKK開局70周年記念特別番組『ななまるテレビ』今日、解決はしないけど。〜熊本で生きる私たちのためのテレビ〜」
1月10日(水)20:00〜20:55放送
番組は「生理」と「世代間ギャップから働き方を考える」の二つのテーマについて、学校や事業所の取り組みを交えて紹介した。

委員の発言

◎番組の中で『モヤモヤ』という表現が使われていて、タイトルも『今日、解決はしない』。午後8時の枠で、正面から取り上げにくいテーマにあえて挑戦した意欲みたいなものを評価したい

◎1時間番組でテーマは2つ。時間配分として、通常の番組よりはゆったりしている方だと思われるが、私としてはちょうど良い印象を受けた

◎結論を急がず、それほどまとめず、視聴者にどう考えますかと呼びかけることもせず、解放させて終わらせるというのは、とても今っぽくて感じよく思った

◎司会2人の控室で会話しているようなリラックスした雰囲気で自然体な感じが出ていて、番組内で流れた打ち合わせの様子を見て、この番組がその延長線上にあるようにも感じた

◎まともに議論すれば堅苦しくなってしまいがちな議論しにくい問題を、ざっくばらんな雰囲気の中でみんなで話し合って問題点を探ろうという番組。そのような番組制作の意図は成功したように思う

◎生理の話題は、出演した男性タレントの『一生触れずに』というコメントがとてもしっくりきた。そういう難しいテーマでの出演者の構成に感心した。女性医師も含めて男女2人でやり取りする形式はバランスが良く、一般男性の目線で押し切った男性タレントの役割は、世代や性別を超えて番組を視聴してほしいと思う制作サイドの意図をよく汲んでいたのではないかと思った

◎専門の田畑先生に、痛みのメカニズムに男女の違いがあるのかというようなことも聞いてみたいと思った

◎生理について考える中学校での講演会後、男子生徒にインタビューした際に、見た目で判断した言動と捉えられない表現があった点が気になった

◎世代間ギャップから働きやすさを考えるテーマでは、ゲストの選択や街角の意見も分かりやすくまとめられ、現在の世代間ギャップの問題点がよく整理されていた

◎欲を言うならば、このテーマのスタジオ出演者の年齢構成にも少し幅があってもよかったかと思う。40代50代は直接若手と接する中間管理職が多いのではないかと思う。社内人材などを活用して、熊本ならではの意識であるとか、その世代の声がもっと出ればよかった

◎簡単に世代間を埋めることはできないので、まずは家庭など身近なところ、自分でできることから始めてみて、コミュニケーションの幅を広げることが大切だなと感じた

◎人間的な繋がりが組織の生産性に影響するという研究を紹介されていたが、簡単な紹介でもいいので、どういった実験を行ってどういった結果が出たのか、そのデータなどをフリップなどに提示してわかりやすく伝えて欲しかった

◎2つのテーマの縦軸として、コミュニケーションの大事さを伝えたかったのではないか。『互いに理解しようとする努力を怠れば、情報が共有されず組織の停滞にも繋がる』との言葉があって、正解がとても見つけにくい難しいテーマが引き締まったと感じた

◎ゲストに、もう少し話していただく時間を作って欲しかった


会社の発言

○70周年ということだったので、何か意味があることをやりたいというか、今RKKができることは何だろうと考えていて出した企画

○普通で言えばキー局が取り扱うようなテーマだが、熊本でも関係あることなのに自分たちでは考えられないのかと思っていたので、自分たちでその問題について考えてみたいと思い、この企画を出した

○この番組を見て、こう思って欲しいというよりかは、「こう思った」「ああ思った」というのを近くの人と話して欲しいと思っていたので、また県民の皆さんと一緒に育てていけたらいいなと感じた

<番組審議会事務局>

審議会インデックス