このページは番組審議会の主な発言内容をまとめたものです。

開 催 日
令和6年10月2日(水) 第685回
開催場所
熊本放送 本社会議室
出席委員
松本委員長他 委員5名と浦谷常務他6名が出席
議   題
テレビ番組 「世界いちの九州が始まる!野菜の伝道師〜ベジタブルフラワーを世界へ〜」


テレビ番組について 

テレビ番組 「世界いちの九州が始まる!野菜の伝道師〜ベジタブルフラワーを世界へ〜」
9月22日(水)10:15〜10:30放送
野菜を花のようにアレンジしてアート作品に仕上げるベジフルフラワーアーティストの佐々野祐加さんが、自身の作品で食育や地域貢献、海外進出に奮闘する姿を描いた作品

委員の発言

◎絵画や彫刻とは違って劣化が早い野菜を材料とし、花と同じように限られた時間でひらめきアレンジして美術作品に仕上げている独創性に驚かされ、インパクトのある映像が良いつかみになっていた。

◎観光客や野菜を苦手にしている子供たちへの講習を通して熊本県農産物を普及する活動は、タイトル通り『野菜の伝道師』だと感じた。

◎生産者との交流からは酷暑など昨今の異常気象が生産現場に及ぼす影響が、また廃棄野菜をどう活用するかといった面からはSDGs的な視点が透けて見えて良かった。

◎子供の頃に野菜はこんなに綺麗でこんなに美味しいのだと紹介してもらうと、きっと野菜への意識が変わると思う。農家の方にもない発想で野菜がこうなるのかと驚いたし、彩りもはもちろん形もこんなに美しかったのかと思えた。

◎県内外・海外で発信する姿からは、熊本発、さらに日本発へと活動の広がりが感じられ、おばあさんから受け継いだ野菜への愛着が現在の立ち位置を決めるベースになっていたという紹介もストーリー性があって良かった。

◎熊本県のように野菜や果物がこれほどバランスよくほとんどの種類が採れる県はなかなかない。ベジフルフラワーアーティストとは熊本ならでは仕事だなと感じた。

◎野菜で花を作った後、それを食べるところまで紹介してくれているところがすごいと思った。野菜は食べて初めて野菜だと思う。そこをちゃんと理解してきちんと紹介されているのがとても嬉しかった。

◎食とアートというのを結びつけ、また食育と地域貢献そして海外展開にまで結びつけるというところは非常にインパクトある番組だった。

◎ベジフルフラワーアーティストが全国に何人いるのか、そのうち県内に何人いるのかが知りたかった。

◎金賞を受賞した大会自体がどれぐらいの規模の大会で、どれぐらいそのすごい成績だったのかというところも大枠的な部分で説明があると、活動の凄さや幅の広さが伝わってくるのではないか。

◎『におう』という表現は、熊本出身者はわかるが基本的には方言だと思うので『嗅ぐ』といったテロップを付けた方が良かったのではないか。

◎フラワーアートを見て子供たちが野菜嫌いを克服できたという話があったが、なぜ子供たちがこれで野菜を食べられるようになったのか、実際にその子供たちの感想を聞きたかった。

◎今後の具体的な活動についても知りたかった。


会社の発言

○佐々野さんの野菜への思いの強さ、特に熊本の野菜の力というものに対して信じてやまない心、熊本の野菜を多くの人に知ってほしい、野菜の魅力をつないでいきたいという思いをいかに番組で伝えるかを第一に企画した。番組のタイトルの野菜の伝道師はそこから付けた。

○佐々野さんを通してベジフルフラワーの美しさを表現し、野菜、特に熊本の野菜の魅力を再発見してもらうというつくりを心がけた。

〇方言の「におう」は、ご指摘の通り「嗅ぐ」が適切かと思う。

<番組審議会事務局>

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