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JA熊本市南部営農センター ナス部会女性部
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10月から6月にかけて熊本県から出荷される冬春ナスは「肥後のでこなす」という愛称で親しまれています。アクが少なくうまみたっぷりのでこなすを、もっと皆さんに食べていただこうと、産地の生産者が活発な情報発信をしています。
JA熊本市南部営農センター ナス部会女性部の方々が、4年前に始めた大都市圏のスーパーでの試食宣伝は大好評で毎年続けられています。最初は各家庭の料理を持ち寄って料理教室を開いたり、有名料理店にアドバイスをもらいながら、試食の際食べていただく手軽でおいしい料理を考案していきました。 「最初は、売り込み方もわかりませんでしたが、試食で『おいしい』と買っていただいたときは本当に嬉しくて」と、中村昭子女性部長。「自分で自信をもって育てたナスだから、生産者の話は説得力がある」とお店の方にも太鼓判を押されたそうです。 大都市圏へのPRももちろんですが、地元の人たちにもでこなすの美味しさを知ってほしいと、昨年11月には親子農業体験ツアーを受け入れました。参加者はナスがたくさん実ったハウスで収穫体験をした後、親子でナス料理に挑戦。最初は「ナスは嫌い」と言っていた子が「おかわり!」と、とても好評でした。 また、学校給食の栄養士さんとの講習会でメニューの情報交換をしたり子どもたちがおいしくナスを食べられる工夫を続けています。 「消費者の方と顔をあわせて直接返ってくるうれしい反応は私たちの活力になります。これからも減農薬への取り組みなど、安全でおいしいナス作りと普及に力をいれていきます」女性部のみなさんもイキイキと語って下さいました。 |
資料提供:熊本県生活研究グループ連絡協議会・熊本県農政部
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