
【回答者】
熊本大学病院循環器内科 教授 辻田 賢一先生ほか
登壇した先生方にお答えいただきました。
たくさんのご質問をいただきましたが、ホームページのスペースの都合上、
お寄せいただいた質問の中から選ばせていただき、お答えしております。
どうぞご了承下さい。
ご質問一覧
- (質問1)
不整脈心房細動の予防法 気をつける事知りたいです。 - 心房細動は、高血圧、肥満、糖尿病、飲酒、喫煙、睡眠時無呼吸、運動不足などと関連します。
特に血圧管理、適正体重、節酒、禁煙、適度な運動が重要です。
動悸や脈の乱れを感じた場合だけでなく、健診などで脈の乱れを指摘された場合も、
一度心電図検査を受けることをお勧めします。心房細動は脳梗塞の原因になりますので、
早期発見・適切な治療が非常に重要です。 -
(質問2)
心室性期外収縮があることを示すカードなどがありますか? -
心室性期外収縮(PVC)は、健康な方にも比較的よくみられる「脈の飛び」です。
従って、PVCがあることを証明するための一般的なカードはありません。
スマートウォッチや携帯型心電計などで記録できる場合がありますが、
自己判断せず、症状があるときの心電図を医療機関で確認することが大切です。
特に、失神・めまい、胸痛、息苦しさを伴う場合や、頻発する場合には循環器専門医への相談をお勧めします。
「期外収縮がある=危険」というわけではなく、基礎心疾患があるかどうか、頻度や症状がどうかが重要です。 -
(質問3)
大動脈瘤には、いつも元気な人でもなりやすいのですか? - はい、自覚症状がないまま大動脈瘤が見つかることはあります。
大動脈瘤は「サイレントキラー」ともいわれ、かなり大きくなるまで症状がないことがあります。
特に、高血圧、喫煙、加齢、動脈硬化、家族歴などがある方では注意が必要です。
一方で、元気だから大丈夫とは限らず、症状がない方でも健診や他の病気の検査で
偶然発見されることがあります。大動脈瘤を指摘された方は、血圧をしっかり管理し、
定期的に画像検査を受けることが重要です。突然の激しい胸痛・背部痛が出た場合は、
大動脈解離などの可能性があるため、すぐに救急受診してください。